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銀行も消費者金融も体質は同じ?融資ビジネスの実態が知りたい

先日友人の洗濯機が水漏れを起こし、その水が床にしみてアパートの下の階の住人から苦情を受けたそうです。友人は洗濯中にパチンコに出かけてしまい、水漏れに気づかずにいたため、大量の水が下の階を水浸しにして、テレビやパソコンなどの電化製品や貴重品を入れていた家具も水を被ったため、精神的疲労も含めて50万円の慰謝料を請求されました。もし払わなければ、弁護士を通して民事訴訟を起こすと言われているそうです。友人は月給20万円の会社員で貯金もないので、バイクのローンもあることから50万円の慰謝料を払うことはできず、僕は50万円は無理ですが20万円を友人に無利子で貸しました。

その後友人はそのお金を下の階の住人に渡した際に、残りの30万円はすぐでなくてもいいと言われたそうです。それで友人は食費を切り詰めて、毎月少しずつ貯金をしつつも、深夜の警備員の仕事を始めました。それで解決するかと安心した矢先に、友人は栄養失調になり、入院してしまいました。すぐに退院できたのですが、仕事をセーブするように医者からきつく言われたという経緯もあり、銀行からお金を借りると言い出しました。それで僕も調べてみたのですが、銀行は審査が厳しいみたいで、お金を借りる事は容易ではないようです。消費者金融のことも調べたのですが、ヤミ金などの業者にひっかかると大変なので、どこか信用できる業者があれば知りたいです。(参考ページはこちら→信頼出来る金融業者について

消費者金融はネット申し込みができて即日融資が可能です

銀行は消費者金融などの貸金業者とは違い、安易に貸し付けを行わないという敷居の高さはありますが、金利が低いので安心した借り入れができます。消費者金融は金利は高く設定されていますが、ネットで申し込みができたり、即日審査・即日融資が可能になるところが多いです。
(⇒融資審査の難しさは業者によって違います

悪徳業者に限って言うと銀行も同じで、財務局や都道府県の営業許可登録を受けずに「バンク」や「信託」などの文字を使っていかにも銀行であるかのように装うことがあるので、注意が必要です。このような金融業者は、出資法で定められた金利20%を無視して、多額の返済額を要求するので、無登録業者、高金利業者を利用しないことが重要ですが、もし借りてしまったら警察や消費者生活センターに連絡しましょう。

貸しすぎ・借り過ぎを防ぐために、消費者金融が会員になっている貸金業協会では、平成22年に貸金業法の改正を施行し、総量規制(年収の3分の1を超える額の借り入れができない)を敷いたことから、多重債務者の防止に貢献しています。貸金業協会では健全な借り入れをするためにも、生活再建支援カウンセリングや消費者啓発出前講座を実施し、返済が困難になったときにも相談窓口を設けて、幅広く消費者を支援しています。

大手消費者金融であれば、銀行と業務提携しているところがほとんどなので、無利息期間があったり休日でも申し込めると言ったメリットがあるので、30万円ほどの借金であれば、即日借り入れできる可能性が大きいです。
(⇒銀行と消費者金融は何らかの関係を持っている?

銀行も消費者金融?と混乱するくらいカードローンが普及

カードローンのサービスを提供し始めたのは、元々は消費者金融でした。古くは窓口で貸付を行うのが普通でしたが、電話や郵送などで借入のできるサービスなども提供し始めます。当時はこれが革新的なサービスだったといえるでしょう。銀行がキャッシュカードを使ってATMを利用できるようになると、消費者金融はいち早くこの技術を取り入れてカードローンのサービスを提供するようになったのです。(参考ページはこちら→今でもATMからの融資は便利

このようにしてカードローンのサービスが提供されるようになってきて、サービスとしてはほぼ完成されたといえるでしょう。ここに銀行が参入してきて、現在では銀行もカードローンのサービスを提供しています。ですから、少額のお金を借りたいと思ったときには、消費者金融から借りることもできますし、銀行から借りることもできるようになったのです。

カードローンのサービスは、元々消費者金融の提供し始めたものでありながらも、銀行も同じようにサービスを提供し始めましたから、カードローンを利用しようと思っている人にとっては消費者金融も銀行の区別が曖昧になってきているのではないでしょうか。しまいには銀行も消費者金融?と混乱してしまう人もいるようです。しかし、この二つには明確な違いがあります。この違いを把握しておきましょう。

まず、法律による違いについて把握しておかなければなりません。金融サービスというのは、何かとトラブルの起こりやすい業種であると考えられます。これは企業としてのみではなくて、個人間でもお金の貸し借りについてはよくトラブルになるものです。それにもかかわらず、金融サービスは日本経済を支える重要なサービスの一つですから、法律によって厳しくいろいろなことが決められています。

その詳細は省きますが、金融サービスを提供できる企業を設立するためには、それぞれで定められた法律を守らなければなりません。たとえば、銀行に対する法律としては銀行法というものがあります。ですから、銀行という名のつく企業はすべて銀行法に基づいて設立されていますし、そうではないものは「銀行」という単語を社名に入れることはできません。

言い換えれば、会社名に「銀行」という言葉があれば、それはすべて銀行法に基づいた会社だと考えられます。銀行という言葉が入っていなければ銀行ではありません。これは会社名を決める時点で守らなければならないルールで、銀行ではないにもかかわらず銀行という言葉の入った社名をつけて会社設立をすることはできないのです。

ほかにも、たとえば証券会社に対する法律として金融商品取引法があり、保険会社に対する法律として保険業法があります。銀行とよく似た金融機関として信用金庫がありますが、信用金庫に対しては信用金庫法という法律が定められています。金融サービスについては、それぞれの業種ごとに法律が定められていて、様々な規制が存在するのです。

消費者金融はというと、これは貸金業者と呼ばれる金融業者の一つです。貸金業者とは、簡単に言えばお金を貸し付けることを仕事としている業者のことを指すわけですが、銀行や信用金庫のように預金の取り扱いはありません。預金の取り扱いのある金融機関は「バンク」という言葉が用いられますが、それがないために「ノンバンク」と呼ばれることもあります。

貸金業を営むためには貸金業法に基づいて会社を設立して、そして貸金業法に定められた規制を間もあって営業をすることが必要とされます。たとえば、登録が必要だという規定があります。

貸金業者として営業をするためには、内閣総理大臣か都道府県知事への登録をしなければなりません。単一の都道府県内で営業をする場合には、その都道府県知事に対して登録をすることが必要で、複数の都道府県にまたがって営業をするときにはないか総理大臣に登録をすることが必要となります。実際には財務支局や都道府県庁、あるいは業界団体に対して登録をすることになります。

貸金業はいくつかの種類があって、消費者金融もその一つです。また、事業者向けのローンを提供している商工ローンや手形割引なども貸金業とみなされます。最近ではクレジットカードでお金を借りることができますが、この部分も貸金業となります。ただ、クレジットカードのショッピングは割賦販売業となり、割賦販売法という別の法律が適用されます。

ですから、銀行は銀行法に基づく金融機関で、消費者金融は貸金業法に基づく金融機関であるという点で、両者は法的な意味で全く異なるものなのです。法律が異なると言うことは、つまり規制が異なるのですから、利用者にとってもいくつかの違いが生じます。

その一つが総量規制です。ここ最近になって消費者金融よりも銀行のカードローンの方が使いやすいと言われることが多くなってきましたが、これは総量規制による影響が大きいと考えられます。総量規制では、無担保で借りることのできる金額が年収の3分の1に制限されます。ですから、たとえば年収が300万円の人なら借入限度額は100万円が最大になるわけです。

借りたいお金の金額が大きい人にとって、この総量規制は邪魔なものだと感じることでしょう。また、年収を示すために書類の提出が義務づけられています。50万円を超えて借りようと思った場合には、収入証明を提出しなければなりません。スピード融資などのサービスでは借入限度額が50万年以下になっていることが多いですが、これは書類の提出が関係していると考えられます。

この総量規制は法律に定められているのですが、それが貸金業法です。つまり、貸金業者に対する規制なのです。ですから、貸金業者に対しては規制が適用されますが、それ以外には適用されません。消費者金融やクレジットカード会社からお金を借りるときには貸金業者からの借入になりますから総量規制が適用されますが、銀行の場合にはこれが適用されないのです。

法律が違うことから、このような規制の違いが存在することになります。カードローンを選ぶときにはこのような違いを把握しておいたほうが良いです。最も大きな違いは借入金額に関するものです。先程も述べましたように、借入金額は年収の3分の1までと決められています。ですから、たとえば年収が300万円の人が100万円を超えて借り入れる必要があるときには、消費者金融を選ぶべきではありません。

銀行には総量規制が適用されないのですから、信用力が高ければ年収300万円の人でも100万円を超えて借りられるケースもあります。この点では銀行の方が優れていると考えられます。収入証明の提出についても銀行の方が楽な場合が多いです。貸金業者の場合、50万円を超えて借りる場合には提出が義務づけられますが、銀行では法的な義務はありません。

銀行の場合には法的な義務はないのですが、銀行が同時に提出を求めるケースが多いです。この水準は銀行によって異なっていて、たとえば200万円を超えて借りる場合には提出をしなければならなかったり、あるは300万円を超えて借りる場合には提出をしなければならなかったりと、その金額についてはそれぞれの銀行で水準が異なります。が、50万円よりは大きい場合が多いです。

ですから、条件面では銀行の方が優れていると考えられます。ただ誰でも借りることができるわけではなくて、銀行から数百万円単位の高額の借入をしようと思えば、当然のことながら厳しい審査を受けなければなりません。総量規制がないとは言っても、信用力が低ければ借入金額は小さくなりますから、注意が必要です。

結論的に言えば、銀行は消費者金融とはまったく別のものです。しかし、少額の資金を借りたいだけなら、それほど大きな違いはないと考えられます。借りる金額が大きくなれば銀行を選んでおくというのが基本的な選び方だと考えられますから、是非参考にしてください。

【参考ページ】
銀行と消費者金融ではルールから違う

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