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中小消費者金融って悪質な会社もあるってホント?

よくテレビや漫画で「借金取りが取り立てに来る」みたいなシチュエーションありますよね。まるでヤクザみたいな人がやってきて、家に「金返せ」とか張り紙したり、ドアをけったりとか・・・ああいうのって、見ているだけでも寒気がします。でも、友人が「あれは中小のごく一部の貸金業者がやっていることであって、大手の消費者金融はあんなことしないよ」といいました。と、いうことは、中小の消費者金融会社には悪質な会社もある、ということですか?

残念ですが、ないとは言い切れません

ご指摘の通り、大手の消費者金融会社は貸金業法やその他の法律をきっちりと守って運営しているので、おっしゃられたような過激な取立てはまず、やりません。具体的には、業界団体である「日本消費者金融協会」という団体に加盟している会社だったらまず大丈夫と思っていいでしょう。平成21年の時点で、約30社が加盟しています。たいていの人は、こういった会社からまず借りることを考えるのでしょう。

では、中小の消費者金融会社はどうなのでしょうか。基本的には、大手の消費者金融者会社と同じく、貸金業法などの関連法規を守って運営を行っています。近年では罰則規定もあり、守らなかった場合営業ができなくなることもあるからです。しかし、ここで「基本的には」と書いたのにはわけがあります。中には例外があるからです。

中小の消費者金融会社は、大手の消費者金融会社の審査に落ちた人、過去に債務整理などを行った人にも貸してくれる会社が多いです。その分、金利が異常に高かったりするなど、問題のある運営を行っていることが少なくありません。貸金業を管理する立場である金融庁もこまめなモニタリングを行っていますが、すべてカバーできているわけではないので、中には、悪質な業者がはびこっているのが事実です。

そんな業者だとは知らずに、安易に借りてしまったばっかりに、厳しい取立てや嫌がらせに発展する、という話も聞かれています。事実、消費者生活センターなどの公共機関に相談も寄せられているのです。中小の消費者金融会社は、大手の消費者金融会社に比べると、口コミやインターネットでの評判など、事前に得ることができる情報が非常に少ないです。

大手の消費者金融で断られてしまった人は、どうしても中小の消費者金融会社で借りることを考えてしまいますが、安易に考えるのはよしましょう。うっかり、悪徳業者から借りてしまったがために、その後の人生が狂わされてしまっては本末転倒です。

中小消費者金融のすべてが悪質なわけではありません

中小消費者金融から借りるよりも大手から借りたほうが安心だと考える人は多くいます。中小企業の場合、法的なコンプライアンスが欠如していることもあり、そのために悪質な貸付を行っていることもあるといわれることがあるようですし、これはすべてにおいて正しいわけではありません。優良な貸付を行っているものもたくさんありますから、規模が小さいからといって恐れる必要はないのです。

考え方はそれぞれによって異なるのですから、大手が安心だという人もいるでしょう。それはそれぞれの好みで考えればよいことですが、中小消費者金融がなぜ悪質だといわれるようになったのかを把握しておく必要はあると思います。これにはいろいろな経緯があります。

もともと、消費者金融業界というのは、規模の大きい会社は余りありませんでした。というのも、個人に対する貸付において信用力を把握するのは難しかったために、一気に規模を拡大させるのは難しかったのです。街金という言葉が使われたこともあります。これは「街の金融機関」という意味で、つまり大手ではなくて小さい業者からお金を借りることができたのです。

街金と呼ばれていた業者は、店舗を一つ持っているだけであったり、あるいは狭い地域に店舗展開をしていたりと、現在のように大規模展開をしてはいなかったのです。基本的には窓口で借りて窓口で返済するという形が取られていましたから、経営の効率化もなかなか進められなかったのです。

経営の効率化が進んだ契機となったのがカードローンの登場です。銀行がキャッシュカードを開発して、窓口で貸し付けるのではなくてATM/CDで手続きが行えるようになると、貸し金業者もこれを取り入れるようになります。ATMを使って借り入れや返済ができるようになったのです。これで経営の効率化を図ることができ、規模の拡大に拍車をかけたといえるでしょう。

規模が大きくなることによって情報量が増え、信用力の審査が正確に行えるようになってきました。それによって規模を拡大して、中には株式公開を行う消費者金融も現れたのです。このようにして規模の大きい貸し金業者が誕生していきます。現在ではインターネットやコンピュータを用いることでさらに効率化が進み、規模も格段に拡大してきています。

規模の大きな消費者金融が現れたとしても、中小消費者金融はなくなることはありません。なぜなら、それでも経営が成り立ったからなのです。市場の原理によって競争が起これば、規模のメリットを享受できない中小の企業は淘汰されて市場から消えていくのが普通なのですが、それにもかかわらず中小の消費者金融が残り続けた理由は、儲かる業種だったからだといえるでしょう。

金利の上限が29.2%となっていた時代があったわけですが、これだけの金利を設定できれば経営上の収益を拡大することは容易です。経営が下手であっても、お客さんをきちんと抱えていれば、十分に経営を続けられるだけの収益を上げることができたのです。

このような状態は長らく続くわけですが、金利が引き下げられることによって大きな変化が訪れます。上限金利は29.2%から一気に引き下げられ、利息制限法の上限が適用されるようになったのです。金利が引き下げられれば、消費者金融としては利息収入を減らさざるを得ないのですから、経営にダメージを受けるのは避けられません。経営の効率化を行うことができず、経営体質の悪かった業者は市場から撤退したのです。

このようにして中小消費者金融の中には大手の吸収されるものもありましたし、廃業するものもありました。廃業したものは、そのまま貸付業務を停止したものもあるのですが、その後も法律の上限金利を超えて貸し付けていたものもあったそうです。金利が引き下げられる前の高い金利で貸し付けていたものもあり、これらは違法業者となります。いわゆる闇金です。

法律の上限が引き下げられたのですが、法律に従えば経営が成り立たないという状況であったために、上限を超えて貸し付けるといった業者も存在したのです。このような時期があったために、中小の消費者金融は闇金に近いといわれるようになったと考えられます。

大手の中にも違法な取立てを行っているものもありました。これが社会問題になり、もっとも悪質な取立てを行っていた消費者金融のひとつが、すでに廃業をしています。ですから、中小だから危険だとか、大手だから安全だとかいうことは、どちらも正しいことではないといえるでしょう。

中小の消費者金融は、経営が成り立たなくなって、その後に闇金になったものもあるようです。しかし、これは一時的な減少だと考えられます。取り締まりも厳しくなったのですから、闇金融として稼ぐことも難しい時代となってきたのです。

いろいろな経緯があって、規模の小さい消費者金融に悪いイメージがつきまとっているようですが、健全な経営を行っているものもありますし、顧客を拡大しているものもあります。では、中小消費者金融というのはどういったものがあるのでしょうか。

中小といっても、あまりにも規模の小さいものは経営を続けることができませんから、そこそこの規模のあるものが現在は生き残っています。全国規模ではなかったとしても、たとえば関西を中心として営業をしているものや、北関東のみを対象として営業を行っているものもあります。規模が小さいといっても、1店舗だけで経営を続けるということは難しいようです。

悪質な貸付であるかどうかというのは判断が難しいのですが、最低でも金利の知識は持っておかなければなりません。有料業者と思って利用していたにもかかわらず、実は法定金利よりも高い金利を支払っていたということもありえることなのです。そうならないように、法律による上限を知っておくべきでしょう。

金利の上限を定めた法律は利息制限法という法律です。大手であれ中小であれ、お金を借りるときには利息制限法の上限を守らなければなりません。銀行の場合も同じで、銀行のカードローンでもやはり利息制限法の上限金利を守らなければならないのです。どこから借りる場合でも利息制限法の上限を超えた金利が設定されれば、それは違法だということは頭にいれておかなければなりません。

その上限金利は、貸付金額によって異なっていて、10万円までは年率にして20%、10万円から100万円までは年率にして18%、100万円からは年率にして15%と定められています。この上限を超えて貸し付けようとする業者は違法業者です。たとえば、200万円を借りようと思ったときに、金利が20%ですと言われれば、これは違法業者だと判断してよいです。

また、50万円を超える借り入れをする場合には、収入証明の提出が求められます。これらの書類を提出せずに貸してくれる業者があれば、やはり違法業者だと判断して問題はありません。それとともに総量規制についても把握しておく必要があります。総量規制は貸し金行法によって定められた規制で、年収の3分の1までしか借りることができないと定められています。

ですから、たとえば、年収が300万円の人なら、100万円までしか借りることができないのですが、それにもかかわらず200万円も貸し付けてくれう業者があれば違法業者だと判断できます。この点についても理解しておかなければなりません。違法な業者は、そもそも法律を守る気がないのですから、取立てが厳しかったり、違法な取立てを行うこともあります。

法律を守らない業者と付き合うべきではないでしょう。ですから、借りるときには最低限の知識は持っておいたほうが良いです。ここに書いたことは最低でも知っておくべきことですから、申し込みをする前にチェックしてみましょう。くれぐれも悪質な業者にひっかからないように注意して消費者金融を選びましょう。

【参考ページ】
中小の消費者金融はとても使いやすい?

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