消費者金融でお金を借りる手段としてはカードローンかクレジットカードのキャッシング枠を利用することになります。それぞれで手続きは若干違いますが、大筋は同じです。

消費者金融からお金を借りる手続きの流れは１，必要な書類を集める。２，申込書を書き送付する。３、審査を受ける。４，結果によってお金を借りられるという４段階になります。

申し込みはインターネットでも可能ですが、その場合は必要な書類が若干異なることがありますので注意が必要です。今でも最も多いと思われる紙面による申し込みについてまとめます。

紙面での申し込みの際、必要な申請書類はインターネットや店頭で配布されており、インターネットの場合は数日で郵送されてきます。申請書類は申し込みの仕方から書類の書き方、必要な書類がまとまっていますので一度きちんと見ておくことが重要です。

また、契約書も付いていますので申請する前にかならずチェックしておくことが重要です。契約書にはお金を借りた際の金利や返し方、延滞金などについて細かく書かれており、通常は契約書の他に契約書を分かりやすくしたガイドブックも付いていることが多いです。契約書やガイドブックを読んで借りても良いと考えたら次は必要な書類を集めます。

一般的にお金を借りる際に必要な書類は２つです。１つは身分証明書、もう１つは所得を証明する物です。身分証明書については免許証やパスポートなど、顔写真入の証明書が必要ですが、無い場合は学生証や社員証でも良い場合もありますが、免許証やパスポートがない場合は保険証に住所と名前が記載されている公共料金の支払通知書や領収書数カ月分でも構わないことが多いようです。注意したいのが公共料金の領収書等を利用する場合ですが、契約者本人名義が必要です。

そのため、家族が払っている場合は利用できません。また、住所が契約する住所と異なっていてもダメです。これらの身分証明書が無い場合は申請する前に問い合わせ番号に電話で確認しておく必要があります。また、引っ越した直後など住所がまだ移っていない場合も注意が必要です。基本的にクレジットカードやカードローンの契約書は転送処理をしてくれないことが多いので契約ができても利用できない状態が続くことが多いです。

身分証明書は原本を送らずコピーを送ることも注意点です。また、免許証の場合は住所変更がされている場合は裏面に住所変更の記載がありますのでそちらも合わせてコピーしなくてはいけません。契約する場所と身分証明書の住所が異なる場合も契約ができないことが多いので電話にて問い合わせる必要があります。

身分証明書が揃ったら次は所得を証明する書類を用意します。所得を証明する書類は主に２つに分けられます。１つは月収制の場合、もう１つは複数の所得がある、もしくは月収制ではない場合です。月収制の場合は給料明細数カ月分、もしくは源泉徴収票が利用できます。この時、住所が書かれている場合は身分証明書と同じでなければならないことがあるので注意が必要です。

また、新入社員や転職したての場合は数カ月分明細が無い場合がありますが、その場合は１ヶ月分でも構わないことが多いですが、場合によっては審査で振りになりますので最低でも半年程度は働いてから申し込むことをおすすめします。月収の場合に給料が乱高下する方がいますが、平均を見ることが多いのでそのま提出すればよいです。

ただし、申請書に年収を書く必要がある場合は平均月収から算出するか、源泉徴収票を利用することをおすすめします。なお、ボーナスなどが給料明細に書かれていないと審査の際所得を少なく考えられてしまうことがあるので注意が必要です。ボーナスを考慮したい場合は源泉徴収票の利用が必要です。

月収制ではない場合は市町村が発行する所得証明書を利用します。所得証明書は前年１月１日から１２月３１日までの所得を証明してくれます。アルバイトやパートの場合、確定申告をしていない場合は所得が申告されていない場合がありますので確定申告は必ずするようにすることをおすすめします。

所得証明書が得られない場合は都度に発行された支払通知書などを利用できる場合がありますので電話で問い合わせておくことが必要です。月収制でありながら複数の所得がある場合、月収のみを利用して申請する方も多いですが、所得は多く申告しないと借入限度額が低く算定されてしまうことも多いので可能な限りすべての所得で申告することが必要です。

年金生活者の場合は年金の支給書もしくは計算書を利用してもかまいませんが、所得証明書が発行されていますのでそちらを利用することをおすすめします。

申請のための書類が揃ったら申請書を記入します。申請書については住所などの個人情報を記載します。この際、身分証明書と同じ内容でないと審査ができませんので注意が必要です。

また、携帯電話や固定電話については必ず連絡がつく番号を記載することが重要です。審査の際、連絡が取れない場合は審査が打ち切られることも多いので連絡がつく番号にしておくことがとても大事です。

収入面については月収と年収をそれぞれ書く必要がある場合もありますが、通常は年収で書くことになるようです。所得証明書をよく読み、税金を引かれた金額ではなく、税抜き前の所得を書くことが必要です。

申請書はこの他職場についても記載が必要ですが、アルバイトやパートの場合はアルバイト、パートなどとかけばよく、アルバイト先を書く必要はありません。サラリーマンの場合は職場の住所等を書きますが、電話番号は連絡がつく、もしくは呼び出せる番号を記載することが重要です。

借入希望額が大きい場合には職場へ偽名で電話をして呼び出しを行い、在籍確認が行われることがあります。在籍確認はしない審査が増えていますが、借入希望額によってはまだまだありますので注意が必要です。在籍確認を希望しない場合は電話で問い合わせておくと別な方法をとってくれることもありますので要確認です。申請書類を書いたら郵送します。

インターネットを使って申し込む場合は身分証明書や所得証明書などをデジカメやスマートフォンのカメラ機能で撮影してデータとして送信し、申請書類の内容を入力すれば完了です。また、借入希望額によっては所得証明書が必要ない場合も増えていますのでカードローンやクレジットカードの契約書もしくはガイドブックを確認しておくと良いです。

申請が終われば審査結果を待ちます。審査では所得と借入状況が確認されます。借入状況については消費者金融や金融機関が共同管理している情報管理会社に個人の借り入れ、返済のそれぞれの情報がすべて保管されており、契約者の同意を持ってその情報を取り出し、審査に利用します。注意したいのが借入総額と所得の割合です。

消費者金融から現金を借りる際には総所得の３分の１を超えてはならないという法律の制限があります。消費者金融では法律を順守しますので申請の段階で法律に定められた金額を超えそうな場合は審査が打ち切られますので注意が必要です。

また、借入希望額が法律に触れる、もしくは超えてしまう場合は法律に合わせて借入限度額が設定されることが多いですが、借入額がすでに多い場合は希望額を少なくせずにそのまま審査を打ち切ることもあるようです。審査が終われば結果が電話もしくは封書で送られてきます。審査が通ればクレジットカードやカードローン用のカードも送られますが、通常は審査結果とは別に本人限定郵便などで送られることが多いようです。

通常、郵送によるカードローンやクレジットカードの利用までには３週間から１ヶ月程度はかかると言われていますので時間的に余裕が無い場合は窓口やインターネットによる申し込みを利用すれば早ければ当日、遅くとも翌日には結果がもらえ、カードも発行されますので便利です