イオン銀行が発行しているカードローンは消費者金融系のものなのでしょうか。銀行だからと安心して申込みすると消費者金融系のカードだったなんてシャレになりませんよね。（参考ページはこちら→銀行と消費者金融の違いを知る）
イオン銀行カードローンは銀行が発行する銀行系カードローンです
銀行と消費者金融業者との違いは創業に関する法的根拠が異なることに起因します。銀行は銀行法に基づいた免許制です。つまり申請すれば誰でも営業ができるわけではなく、免許交付に際して厳しい資格の審査が行われることになります。それに対して消費者金融業は貸金業法に基づいた登録事業なのです。一定の条件を満たせば登録をすることが原則的に可能で、この登録によって営業することになります。
貸金業法による監督を受けることになる消費者金融業ですが、この貸金業法は銀行法とは少し違う観点から業務に対する規制を課しているのです。この結果から銀行と消費者金融業者との相違点が生まれるのです。貸金業法の中に総量規制と呼ばれる項目があって、これがもっとも実際的な違いになっていると指摘されるのです。総量規制はキャッシングの上限を年収の３分の１までとする、という内容になっているからです。
従って、利用希望者本人に収入がなければ、消費者金融業者はキャッシングに応じることができません。しかし銀行では配偶者貸付が可能になっています。また消費者金融業者は利用希望者の年収に対して銀行よりも厳しいチェックをしなければならないことになります。実際的に表面化している項目をひとつひとつ確認してみると消費者金融の方が銀行より厳しいのではないかと思えるほどです。
しかし、消費者金融業者が銀行と提携することによって銀行が発行する銀行系カードローンの審査は敷居が低くなってきました。かつては厳しい確認をしていたようですが今では、消費者金融業者が保証会社を受託することによって消費者金融系のカードローンに近い審査によってカードローンが発行されるようになってきたのです。つまり銀行系カードローンと消費者金融系カードローンとの差があまりなくなってきたということです。
しかしながら消費者金融系カードローンは消費者金融業者が発行しているカードローンですから、法的な制限をしっかりと受けていることは言うまでもないでしょう。年収の３分の１を超える利用限度額を付与されることはありません。また配偶者の年収を計算してのキャッシングはできないということになっています。逆に年収が低くても制限以内なら１万円以上の利用限度額でカードローンを作れるのも消費者金融系なのです。
銀行系カードローンはですから総量規制の対象ではありませんし、配偶者貸付の対象になっている場合もあり、配偶者の年収に応じてカードローンを発行してもらえることもあるのです。それはもともとが銀行のカードローンの審査が厳しい基準で行われていることによります。このようにお互い似通ってきたカードローンとはいえ、それぞれに特徴はそのままでやっぱり別系統のカードローンだということなのです。
イオン銀行のカードローンを確認すると利用可能枠が最大３００万円、金利が７．８％?１４．８％となっており銀行系カードローンらしく低金利が魅力になっています。さらに専業主婦でも５０万円まで申込みができるようになっているのは、銀行系カードローンならではなのです。しかし、このカードの場合は保証会社に系列の別会社を立てることで、消費者金融業者との提携と同じ効果を持たせていることが特徴でしょう。
消費者金融ではないイオン銀行のカードローン
融資を受ける時に必ずついてまわってくるのが総量規制という言葉です。総量規制とは消費者金融会社などで融資を受ける時に年収の３分の１までしかお金を借りることができないという決まりのことです。この決まりがあるために年収が低めの方は希望の金額の融資を受けることができないということがよくあります。（参考ページはこちら→融資で借りられる上限は最初から決まっている？）
総量規制に従うと、例えば年収６０万円しかない方は最高でも２０万円までしか融資を受けることができません。こうなるとどうしてももっと高額な融資を必要としている場合、困ったことになってしまうのです。ただし同じ融資を受けるということであっても銀行が行っている融資を受ける場合には総量規制の枠は気にしなくてもよくなります。年収６０万円までの人であってもその会社が審査をしてOKを出せば、限度額が３０万円になることもありうるというわけです。しかし注意しなければいけないのは銀行と銀行系消費者金融会社では全く別物であるということです。銀行系消費者金融会社は銀行のグループ会社ではあるものの、あくまで消費者金融会社であるため、総量規制の枠がしっかりと関係してきます。そこは忘れないようにしましょう。
イオン銀行は総量規制の枠の影響を受けない銀行です。グループ会社は大手のショッピングセンターを経営しているので、名前を聞いたことがある方は多いでしょう。イオン銀行はネット銀行で、カードローンやインターネット専用のフリーローンを含めて融資の方法が７種類も用意されているという充実さです。イオン銀行カードローンは利率が１５パーセント以下と低いのが魅力ですが、限度額も低めに設定されており、１０万円から５０万円となっています。
実際に契約する限度額は審査で決められますから、３０万円希望でも１０万円になってしまうこともあります。貸付条件は国内に在住している満２０歳から６５歳未満の安定した収入がある人です。専業主婦の方であれば、旦那様に安定した収入があれば融資申込をできます。外国籍の方の場合は日本永住権を得ている必要があります。パートやアルバイト、専業主婦の方は利用できますが、残念ながら学生さんは利用できません。またイオン銀行の口座を持っている方が条件の1つになっていますので、利用したい方は先に口座を作ってしまうのが良いです。保証会社の保証を受けることになりますので原則として担保や保証人は必要ありません。最短当日融資もできますので、急いでいる方にとっては良いです。
インターネット専用商品であるネットフリーローンは年率１４パーセント以下とカードローンよりも低く設定されています。しかも限度額は最高７００万円までという高額融資もあるというかなり魅力的なローンです。おまとめ返済や借換えにぴったりの商品で、３００万円以下であれば収入証明も必要ありません。流れとしてインターネットで申込をし、審査が行われます。
審査に通ったら契約書類が送られてくるのでそれに必要事項を記入して返送し、確認ができれば融資開始です。資金の使途は自由ですし、証書貸付で借入れ期間も最長８年と長いのが魅力です。ただこちらは契約手数料が税込み２７００円だけかかります。利用条件は満２０歳以上６０歳未満の国内在住の安定した収入がある方です。年収は前年度の税込年収が200万円以上の方に限ります。さらに年金受給者や学生、専業主婦など無職の方は利用できません。
限度額７００万円もかなり魅力ですが、もっと限度額がアップしているのがカードローンBIGです。こちらは３０万円から８００万円までという高額な限度額の実現もあり得るもので、専業主婦やパート、アルバイトでも利用可能です。しかも１００万円までなら収入証明の書類は必要ありません。専業主婦の方など本人に収入がない場合でも５０万円までであれば融資をしてもらうことが可能です。
インターネットから申し込むと申込内容の確認の電話がかかってきます。審査の結果が郵送で知らされます。送られてきた書類に必要事項を記入して返送すると確認が行われ、カードが発行されて送られてきます。契約可能なのは満２０歳以上６５歳未満の安定した収入がある方です。資金使途は事業性資金以外の何にでも使えますので便利です。
イオン銀行の口座を開設しなくても利用できるローンもあります。それがバリューカードローンです。最高限度額は３００万円までで、専業主婦の方でも５０万円までであれば利用できます。金利は利用限度額によって決まっています。１００万円までであれば原則として収入証明の書類は必要ありません。しかも他の銀行の口座に入金指定することが可能です。こちらの銀行のATMであれば３６５日いつでも無料で利用できますのでお得です。またATMですから融資を受けているということは一見しただけではわかりません。
その他のローンは教育ローン、メンバーズローン、リフォームローン、ソーラーローンなどがあります。教育ローン、リフォームローン、ソーラーローンは使える用途が決まってしまいますが、教育ローンであれば最大５００万円まで融資可能ですし、なんと年利が３パーセントを切る低さになっています。借入れ期間も最長１５年ですし、しっかりと勉強することに集中できるのがメリットです。入学金はもちろん授業料や資格取得にも利用できます。リフォームローンであれば実際にリフォームするためだけではなく、リフォーム後にインテリアなどを購入する際に使うのも良いですし、オール電化にするために使うのもありです。限度額が最高５００万円までOKですから頼もしいローンです。
また昨今は電気代の値上がりに苦労している方も増えており、節約を色々工夫している話もよく聞きます。そんな中、太陽熱を利用した電気を作ることができるソーラーパネルの設置はたいへん魅力です。しかし初期費用がかなりかかってしまうのがネックなのです。ソーラーを利用したいけどお金に余裕がないとお困りの方にぴったりなのが、このソーラーローンです。
金利も３パーセントを切っていますので返済面でも利息に関しては楽ですし、なにより最高限度額が１０００万円です。太陽光発電システムの導入のためだけではなく、それに伴って必要となってくるリフォームにも使用することができるのが良い面です。このローンももちろん来店不要なので、気軽に申し込むことができます。申込できる年齢も満２０歳から６９歳未満までOKです。ただ最終返済年齢が満７５歳未満でなければいけません。年収面も前年度の年収が税込みで２００万円以上の方に限ります。
ローンを利用できる銀行は少なくありませんが、こちらの銀行ほど種類豊富なところはそう多くはありません。近くにショッピングセンターがある方であれば、銀行ATMがいつでも利用できますので便利です。ない場合でもバリューカードローンのように他行の口座でも大丈夫なローンがありますから安心です。大手のグループの系列ということで安定した経営をしていることも魅力の1つになっています。審査もスムーズにいけば当日中に結果がわかりますので、急いでいる方でも安心です。しかしお金が必要な日が前もってわかっているのであればその予定にあわせて早めに行動を開始するのがオススメです。
郵送で契約書類が送られてきますので、カードを発行されるのであれば時間もかかるからです。金利が低い銀行の融資ですが、だからといって必要以上の金額は借りないようにしましょう。返済が待っているのですから、自分の生活が返済でいっぱいいっぱいになってしまっては意味がありません。特に初めて利用する方は返済シミュレーションをおおいに利用して、毎月の返済額や利息について積極的に知るようにするといいです。毎月の返済額がわかっていれば無茶ができなくなりますので、借り過ぎを防止することができるようになります。
