消費者金融を使うときに最近増えてきていると言われているのが年金受給者が使うことです。年金受給者が消費者金融を使う、悪いことではないように思うかもしれません。年金でお金は十分あるでしょうから、コツコツ返済していけばいいというように感じるでしょう。しかし年金受給者が消費者金融を使うときには最低限知っておいたほうがいいこともあります。(参考ページはこちら→自分の状態によって借りられるかどうかは変わります)
例えば一番知っておきたいことは消費者金融は年金受給者に借金を借りてもらおうと、積極的に動いていることはないということです。今や年齢の高い人ほどたくさんの資産を持っているということは世間的にも知られていることだと思います。だからといってその資産を持っている年金受給者に貸出を積極的には行っていないのです。
その証拠に年齢制限を見てもらえればわかるでしょう。年齢のスパンはまず65歳程度までになっています。65歳といえばまだ年金受給が開始される前です。この年金受給が開始される前は働いていて、給料をもらっている可能性が高いということで、貸出をするのですが、それ以降は借金を貸し出さないところが多いのです。年金受給者は借りにくい、これがまず現実として知っておくべきことです。
(⇒高齢者はお金をどうやって借りる?)
もう一つ、年金担保融資というのがありますが、これにも注意してください。法律上年金担保融資というのは消費者金融などの民間業者が行うことはできないというようになっています。ですので、民間業者が行うことはできないにもかかわらず年金担保融資をしているというところがあれば、そこはヤミ金の可能性がありますから使わないようにしましょう。
これらを前提として、借金を年金受給者が行うのであれば、それ自体は悪いことではありません。できないこともないのですが、借金を年金受給者が行うのはかなり限定されるということです。たとえば借り入れができるところがあったとしてもそこは中小の業者や中堅くらいの小さな会社で、名前も聞いたことがないようなところだったりします。こういうところなら借りられるでしょう。(参考ページはこちら→小さな金融業者の使い勝手)
もしくは無担保無保証人で借りるのが当然になっている消費者金融ですが、担保付きでのローンというのもやっているところがあります。この担保付きのローンであれば借りられる可能性はあるでしょう。ただ持ち家や何らかの土地などを持っていなければ借りられないため、出来る人は少ないと思います。
消費者金融を年金受給者が使うことは非常に難しいことだ、というのがわかってもらえると思います。基本的には年金だけで過ごすことは難しくなってくると言われているので、使う選択肢は排除したくないものですが…