カードローンと消費者金融、どちらがどちらなのか?そしてどの業者がカードローンでどの業者が消費者金融かということをしっかりとわかっている人は少ないでしょう。結果的にどれがいいのか、どういう違いがあるのかということをここで説明しますので、これらの説明がわかるようになれば、だいぶ借り入れを楽にできるようになるでしょう。
まずカードローンと消費者金融の最大の違いですが、その最大の違いは総量規制にあります。カードローンは総量規制の対象外なのですが、消費者金融は総量規制の対象となっています。もともと昔は消費者金融しかなかったところにカードローンというものが出てきたのです。これは消費者金融が総量規制の対象になり、貸出をしにくくなったために出てきたのです。
ですから元は消費者金融しかなかったものが、それでは貸出が少なくなって大変だと思い、業者や国がカードローンというのを作って認めたというわけです。カードローンが出てきたのは総量規制のためなので、総量規制があるかないかが大きな違いということになります。総量規制がある方が消費者金融、ない方がカードローンです。
ちなみにカードローンのほうが金利は低めで貸出金額も大きめになっているという特徴もあります。これはカードローンが銀行が直接運用しているものだからというのもあります。銀行はお金をかなり安く調達できるので、そこまで金利を高くしなくても儲かるのです。そして調達できる量も多いのが特徴です。だから低い金利でたくさんのお金を貸せるわけです。
一方の消費者金融はほとんどのお金を何処かの銀行からの融資でまかなっていますから、融資の支払いに金利を払わないといけないのです。だいたい2,3%くらいは取られていると考えると、今のカードローンと消費者金融の金利差がちょうどそのくらいあることにも説明がつくと思います。
というように消費者金融とカードローンの違いというのがはっきりと分かるかと思います。基本的にはお金を借りるという点ではもう変わりのない2つなので、借り入れを単純にしたいだけならどちらを使っても問題はありません。ただし総量規制以上に借りたいか、総量規制があると借りにくいかが当てはまるなら、カードローンを使うというわけです。
昔はこういった区別もなかったのでわかりやすかったですが、今は最低限このくらいの違いは知った上で借り入れをしないといけない時代になったので大変ですよね。
【参考ページ】
限度額も金融業者を選ぶ上での基準の一つに