こんにちは、今回は私の質問では無く、ネットが使えない祖父の代行として聞かせていただいてます。一応私の名前はM(仮名)です。
私の祖父は今年で70歳になります。しかし70歳と言っても元気が有り余っており、68歳の時に祖母を亡くしてから、45歳の女性と再婚するなどアグレッシブです。祖母の事はきちんと愛していたみたいなのですが、やっぱり一人は寂しいからと行きつけの店の店員さんを口説いたらしいです…32歳にもなって一度も女性とお付き合いした事が無い私は一体何なのだろうかと自問自答してしまうレベルです。
まあそれは良いのですが、こんなにアグレッシブなだけあって、その再婚相手と新婚旅行をしたいと前々から言っており、その予算の為に消費者金融から借りたいそうなのです。70歳ながらもまだ何か仕事をしているらしく(仕事内容自体は特に聞いておりませんが)、十分返していけるとの事ですが、でも70歳って融資が受けられたかどうか、私の記憶では怪しいのです。(参考ページはこちら→高齢者と融資の疑問)
70歳以上でも祖父が消費者金融を使えるか、その方法はあるのか教えてもらえませんか?本人の為にも是非ご協力下さい。
消費者金融では難しいので国の制度を利用しましょう
70歳で再婚ですか…何というか凄く元気ですね。早い人はもうその年齢から介護系のサービスを受けているのですが、質問者さんのおじいさんに限っては必要が無さそうですね。最近は同じくらい高齢の方がそのご年齢にて子供を設けたなんて話も聞いたことがありますし、まだ家族が増えるかもしれませんね。
そんなにお元気なのですから消費者金融も使えそうな気がしますが、消費者金融というか普通の融資全般は、年齢を重ねるほどお金を借りにくくなっています。正直なところ、60歳を超えたあたりで融資を打ち切る業者も出てきますし、70歳まで融資しているとなると少数です。というか、私も70を超えて融資している金融業者というのは見た事が無いですね。
(⇒融資審査の内容について)
だから、民間経営の消費者金融ではもう借りられないか、借りられてもごく短期間のみなので消費者金融の良さを活かす事はできません。ただ、民間企業では無理であっても、公的機関なら何とかしてくれる可能性があるかもしれません。(参考ページはこちら→自分の状態によって借入先を選ぼう)
年金担保貸付事業というのが世の中にはありまして、これは名前の通り年金を受給されている方のみのプランですね。多分おじいさんも年齢的に考えて年金はもらっているはずですし、この貸付の対象となっていると想いますので、こちらを頼られてはいかがでしょうか?消費者金融みたいに大金をいつでも手軽に用意してもらえるわけではありませんが、それよりも低金利で借りられますので、使い勝手は存外悪く無かったりします。
お金を借りたら返さないといけませんが、まだまだお元気そうなので返済もできると思います。これからも頑張って下さるようにお伝え下さい!
果たして借り入れOKなのか、70才以上消費者金融事情に迫る!
消費者金融の借り入れに関しては、審査で様々な角度から「お金を貸しても大丈夫な人間なのかどうか」厳しくチェックされます。年齢要素も、もちろん非常に重要なポイントです。大半の消費者金融は未成年にお金を貸すのを嫌がりますし、利用条件にもはっきり「安定収入を得ている成人」など年齢条件を明記しています。
確かに若過ぎる相手には、たとえリアルなお友達だったとしてもお金を貸したくありませんよね。では、若過ぎる・・・の反対、高齢者は消費者金融の審査でどう評価されるのでしょうか。果たして借り入れOKなのか、70才以上消費者金融事情に迫ってみたいと思います。
ズバリ、結論から申し上げますと一般的には70歳以上の高齢者は利用対象外とされることが多いのが現状です。70歳と言えばとっくに現役を引退している頃で、もし働いていたとしても正社員と言うよりはパートタイマーやアルバイト、日雇いなど不安定な収入源しか見込めない可能性大です。
そもそも、しっかりした安定収入、貯金がある経済的に問題のない高齢者なら、消費者金融に融資をお願いする必要もありません。マイホームのローンも払い終え、孫にプレゼントの1つでも買ってあげなら悠々自適に暮らしている年代です。
70代で消費者金融にお金を借りに来る、この時点で経済的に問題があることを疑われてしまいますし、大半の消費者金融は高齢者OKの方針のところでも60歳程度を限界リミットに設定しています。
寛大な利用条件のところでも、せいぜい65歳まででしょうか。しかも年齢が高くなるにつれて審査ハードルも高くなりますし、申し込んでも断られてしまう可能性は十分にあります。ただし、10代の学生でも専門的にお金を貸してくれる学生ローンがあるように、中には70代の高齢者でも融資OKの金融機関があります。
圧倒的に少数派ですが、ゼロではないことは高齢者にとって本当に救いになる筈です。実際、年金や子供からの仕送りで、定期的に収入があれば返済に困ることはありません。来月になればお金が入ることが分かっているけれど、懐かしいメンバーから同窓会に誘われてしまってお金が必要・・・なんてケースも考えられます。
何年ぶり、何十年ぶりに久しぶりに会うのに、みすぼらしい格好はしたくないものです。華美に着飾ることはありませんが、やはり年齢にふさわしい格好で懐かしいメンバーに会いたいと多くの人間が考える筈です。
若い頃なら衣服や髪型なんて気にしなかったかも知れませんが、ある程度の年齢になると、いくら気持ちが若くてもあまりにも安っぽい格好をしていると「生活に苦しいのでは?」なんて同情されてしまいかねません。
また、高齢になると同窓会などで集まる場所も、それなりにランクの高い飲食店が選ばれます。若い頃は騒がしい居酒屋やファミリーレストランでしょっちゅう集まっていても、年齢を重ねるにつれて利用するお店も変わってきます。
せっかく昔の仲間と会うなら落ち着いた環境でゆっくり話すことができるお店が、高齢者の集いの場としてふさわしいことは間違いありません。当然、そうなると会席料理や割烹店など、値段も高くなるので会費を用意する為にも懐には余裕が欲しいところです。
しかも、年金暮らしの現役引退後は、いくら仕送りをくれる子供がいたとしても、自分からは中々請求できないものです。ましてや借金の申し込みなんてしたら、迷惑に思われてしまうと神経質になってしまいます。
消費者金融はその点、ビジネスライクに条件さえ合えばお金を貸してくれますから、年齢に関わらず非常に頼りになる存在です。実際、消費者金融をうまく頼り、計画的に返済しながら旅行やゴルフなど、余生を楽しんでいるお年寄りも大勢いらっしゃいます。
持ち家があっても、ちょうど70歳ぐらいになる頃にはリフォームが必要になりますし、子供や孫と同居する為に間取りを変える必要が出てくる可能性もあります。旅行代や交際費用の他、医療費の為に借入サービスを利用したいと考える方も少なくない筈です。
さて、貴重な存在である70歳以上借り入れOKの金融機関は、具体的には何歳まで申し込むことができるのでしょう。具体的な条件は各消費者金融のサービスによって異なりますが、おそらく最長年齢と思われるのは、なんと79歳です。
79歳までOKのキャッシングプランの利用条件を、ご参考までにご紹介しましょう。融資金額は10万円から100万円まで、実質年率は18.0%、100万円の融資を受けた時だけ15%利率が適用されます。返済方式は元利均等分割返済方式が採用されていますが、余裕がある時は繰り上げ返済も可能です。
返済期間も緩やかで、最長6年に渡り72回までの分割払いが可能です。例えば70歳の時に100万円を借入れたとしても、72回払いで76歳までの返済プランを立てるなら、月々の支払は21,400円でOKです。
もちろん、10万20万円のもっと少ない金額なら、更に返済金額は安く収まる計算です。金利はかかってしまいますが、ゆとりのある返済ライフを送る為にも、長期スパンで返済計画を立てるのもオススメです。
年金受給額は年金の種類にもよりますが、平均的な数字データでは国民年金が約5.4万円、厚生年金が15万円程度支給されています。年金暮らしだとしても、分割払いにすることで返済がきつくなることはないでしょう。
実際、金融機関の方でも高齢者にお金を貸し付けてくれる場合、年金を見込んで審査を通すケースが目立ちます。年金だって立派な収入ですし、年齢が上だからと諦めることなく、お金が入り用な時はこういった消費者金融を利用しましょう。
ちなみに、こちらの借入プランは担保や保証人も必要ありません。70歳以上の高齢者だから担保や保証人を用意しなければならないのではないか、と不安に感じる方も多いようですが、大半の金融機関ではキャッシングに担保や保証人を用意する必要はないのでご安心下さい。
ただし、お年寄りだからと言って、特別審査基準がゆるくなることはありません。例えば、既に他の金融機関からお金を借りていてまだ返し終わっていない状況なら、きちんと返済するまでには新規申し込みは受け入れられないでしょう。
申し込みの時は、他社借入件数と借入金額も正直に伝えなければなりません。当然嘘をついても消費者金融が提携している信用情報機関に問い合わされてしまえばすぐに分かります。他社借入があることを隠し誤魔化してしまうと、「平気で嘘をつく要注意人物」とみなされマイナス評価になります。
そもそも老人と言うだけでも老い先短くリスクが高いのに、他社から借り返し終わっていない借金を抱えていたり、嘘をついて信用ならない人物像だと、今回だけではなく今後申し込んでも断られてしまう可能性大です。
年齢氏名、住所や安定収入がある場合職場情報、年金の有無など、基本的な情報を伝えます。もし年金を受給しているなら厚生年金か国民年金か共済年金か、年金の種類と年間、もしくは2ヶ月受給額も報告しましょう。ちなみに、年金支給額の計算は控除前の金額で報告して下さい。
ちなみに、年齢要素で一番評価されるのが20代後半から30代のようです。ちょうど働き盛りで収入も増える時期ですし、独身ならなおさら高く評価して貰えます。同じ30代でも、結婚し子供がいる場合、教育費で家計が圧迫され、更に住宅ローンも重く伸し掛っていることもあるので警戒されることがあります。
独身で30代、持ち家もある申込者なら最強かも知れません。また若い頃から消費者金融にお世話になり、信頼実績、取引実績を積み重ねておくと、ある程度年齢がいって昔よりも借りにくくなってしまっても、融通して貰える可能性があります。
老後何があるか分かりませんから、借り入れでうっかり事故トラブルを引き起こさないよう、ご自身の経済キャリアは守りましょう。
【参考ページ】
高齢者と融資が向き合う為に