社会人1年目です。食費や携帯代、交際費などとにかくお金がかかります。全然足りないので消費者金融で借入したいと思っているのですが申込をすると自宅に電話がかかってくると聞いて気になっています。現在は実家暮らしなので自宅に電話があると親に知られてしまうかもしれません。親は結構厳しくて消費者金融なんてとんでもないという考えた方なので困ります。本当に電話は来るのでしょうか。自宅に電話をかけないでもらうことはできますか。
(⇒金融業者の連絡について)
自宅ではなく携帯にかかってくると思います
電話うんぬんよりも気になったのが社会人一年目ですでにお金が足りないという状況です。現在は実家暮らしということでおそらく一人暮らしをしている人よりは経済的に恵まれていると思うのですがそれでもお金が足りないということは少し使い過ぎなのではないかと思います。このままエスカレートすれば繰り返し借入することになり、その先には自己破産などの危険もあると思います。消費者金融は手軽で安全になりましたが、まずは家計簿をつけるなどしてどんなことにお金を使い過ぎているのか自分で把握することが大切だと思います。
自宅への電話ですが最近ではあまりないと思います。通常、消費者金融に申込をする際には電話番号を登録しますが現在では大半の人が携帯電話やスマホを所持しているので自宅の電話番号を登録することは少なくなっています。ですので自宅へ電話したとしても本人以外の第三者に対して消費者金融の社名を名乗ったり、要件を伝えることはありませんので大丈夫だと思います。ただ不審な電話だとご両親は思うかもしれませんね。その他にも最近ではウェブ明細が主流で明細書が自宅に届くことはありませんが、返済が遅れたり、消費者金融からの連絡を無視するなどすると自宅へ郵便物が送られてくることもありますので注意しましょう。(参考ページはこちら→消費者金融から郵送されてくるもの)
自宅への電話以外にも消費者金融の審査には在籍確認というものがあります。これは申告された勤務先に本当に在籍しているかどうかチェックするものです。安定した収入があるかどうか確認するためにも重要な審査と言えます。もちろんこの審査でも消費者金融側の配慮によって勤務先にはばれないようになっていますが、一応このような審査があるということを知っておいた方がいいでしょう。
他に家族に消費者金融の利用がばれるケースとしては専用カードが見つかる場合です。とくに同居していると衣類のポケットに入れてあったり、無造作に机の上に出しっぱなしにしてしまったりということがあり、そこからばれることが多いので注意してください。
消費者金融キャッシングの督促と自宅の固定電話
今のように携帯やスマートフォンが普及する前の時代には、連絡を取る手段として自宅にある固定電話か勤務先に連絡を入れる方法しかありませんでした。そのため、家族で住んでいる場合には、個人の情報の多くを家族が知ることが出来ました。今は、友人・知人との連絡は自分の携帯やスマートフォンを利用しますので、家族がどんな人たちと付き合っているのか知ることが出来づらい状況になっています。これは、様々な面で問題を抱えているかも知れません。
例えば、消費者金融からの督促の電話が自宅にかかってくるとします。金融機関は原則的に企業名を名乗らず個人名で電話をしてきますので、すぐには家族にはどのような内要かを推し量ることは出来ないでしょう。ですが、頻繁に連絡があれば、何か問題があることを感じることが出来るのではないでしょうか。消費者金融がサラ金と呼ばれていた時代があります。サラ金とは、サラリーマン金融を略した言葉で、顧客のほとんどがサラリーマンだったため、このような呼び名になったといわれています。漫画や映画・ドラマなどの題材にもなりましたので、当時のサラ金についてある程度のイメージをお持ちの方も多くおられるでしょう。
サラ金のバックには暴力団が居る、このように考えている方が多くおられます。利用者の返済が滞ると督促に暴力団関係者が出てくることは事実としてありました。恫喝的な行為に追い詰められ、新たな借金を作るなど生活が破綻してしまうケースが多発しました。
現在は、貸金業者に対する法整備が整い、上限金利が明確になるなどして、法外に高い金利で貸出をする業者は減っています。それでも、違法な貸金業者も存在しますので、今でも借金問題は家庭を脅かす大きな問題であることに変わりありません。
(⇒現在は法で規制された融資の上限があります)
残念ながら、固定電話しかなかった時代には家族が気がついた借金問題に、今は気づくチャンスがないのかも知れません。カードローンやキャッシングは、今は消費者金融だけでなく銀行や信用金庫、ゆうちょ銀行など身近な金融機関ではどこでも取扱いをしています。また、テレビなどでも頻繁にコマーシャルをしていますので、サラ金時代を知らない若い方達は、キャッシングに対する恐怖・抵抗などの気持ちを持たない方が増えていることが懸念されます。
また、カードローンの利用申し込みをインターネットで受け付けるようになり、来店不要型カードローンが登場したことで、ますますキャッシングが簡単に出来るようになりました。人を介さずパソコンがあればカードローンの申込みが出来、キャッシング用のカードの受領は郵送で届けられます。人を介さないということは、借金をすることにかつては存在したある種の後ろめたさのような感情を薄れさせるのではないでしょうか。
確かに、カードローンは、上手に利用すれば生活に安心をプラスする良いアイテムとなるものです。また、提供する金融機関も、利用者の視点からメリットのあるサービスを提供するようになってきました。日常生活で急に資金が必要な時は誰にでも起こりえます。現金が用意できないためにチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。そのような時に、キャッシング用のカードを保有していれば、ATMからお金を引き出すことが出来るのは一般生活者にとって大きなメリットです。また、確かにカードローンの金利は無担保ローンであるために高めに設定されていますが、約定期日を守り早期完済を原則に利用すれば、それほど大きな負担を感じることもないでしょう。キチンとした返済計画を立てて約定期日を守り余裕資金が出来たら早期完済すること、これを原則にして利用すれば恐れる必要のない金融商品です。
ただし、残念なことに、人は簡単に手に入るものには慣れてしまう傾向があります。預金がなくてもお金が引き出せるカードローンは、自制心のない利用者が使うと大きな落とし穴に落ちるリスクがあります。一度返済が困難になると新たな借入れをするケースが多いのも、自制心のない利用者の特徴です。もしも、返済に困ったと感じたら、その時点でカードローンの使い方を今一度見直してみてください。
借金問題は、小さな金額からスタートします。最初は5万円のキャッシング、それが返済出来なくなり新たなカードローンを作る。すると、利用出来る金額が大きくなりますので、必要以上に買い物をしたり遊興費に利用したりしてしまいます。これが度重なるとあっという間に大きな金額のローンを抱える多重債務者が誕生します。
残念ながら、現在は返済が滞った際の督促の連絡は個人の形態やスマートフォンに入りますので、家族がこの問題に気がつくのはかなり後になるのではないでしょうか。借金問題は少額であるほど債務整理がしやすいのは今も昔も変わりません。特に、若い方達は、カードを使うことに慣れているのかも知れません。ですが、クレジットカードやローンカードを利用してそのメリットを受けることが出来るのは、ある程度余裕資金がありかつ金融の知識や情報を沢山持っている方だと考えます。
学生や社会人になりたての方には、安易にカードを作ることはあまりおすすめ出来ません。まず、自分の生活にどの程度の金銭が必要か、収入と支出のバランスは取れるか、現金だけで生活を送ってみてください。そのうえで、上手にカードを使う自信が出来た時に、カードを持つようにしてはいかがでしょうか。
今は、消費者金融の提供しているカードローンの中にも銀行カードローンと遜色のない金利やサービスを提供しているものがあります。自分にはどの金融機関のローンカードが適当か、色々と情報を集めるところからスタートしましょう。金融の知識は、学校の授業の知識とは違い、生活に直結しています。例えば、お給料が高くても金融の知識を持たない人と、お給料が安くても上手にお金を動かせる人では、生活の楽しみ方に差が出るのではないでしょうか。そのように考えると、情報を集めることに苦痛を感じないと思います。
また、カードは不用意に増やしてしまうと管理が大変です。今は、色々な場面でクレジットカードを作ることを勧められます。例えば、百貨店ではお店と提携しているクレジットカードを発行するとその場で現金として利用出来るポイントがもらえるなど魅力的なサービスをしていますので、ついつい誘われるままにカードを発行してしまいがちです。頻繁にその百貨店で買い物をする方にとってはメリットのあるカードですが、そうでない方には必要がないクレジットカードです。カード発行を勧められても、すぐに作らずに自分にとって本当に必要であるかどうか良く考えてから作るようにしましょう。
また、大手消費者金融のアコム、レイク、プロミスなどでは、初めてキャッシングを利用される方に一定期間無利息でキャッシングが出来るサービスを提供しています。一定期間内に完済すれば利息負担なく資金調達が出来ます。利用者を増やす目的で提供されているサービスですが、自制心を持って使える自信があればメリットになります。
また、銀行のキャッシュカードにクレジット機能を付ける方法もあります。カードを増やしたくない方に適しており、このカードは公共料金などの引落しの際に口座残高が不足していると自動的に貸付機能が働きます。1枚で2つの役割を果たす便利なカードだと思います。
近年、クレジットカードやキャッシュカードの不正使用、インターネットバンキングの不正アクセスなどが大きな社会問題となっています。金融機関側の対策だけでなく、利用する一人一人がリスク管理を必要とされる時代になってきています。カードを必要以上に作らないということもリスク管理の一つです。また、自分の持っているカードにどのようなセキュリティ機能が付いているか、不正利用などの際にどんな保障があるか、そのような点にも注意をする必要があるでしょう。