年末に向かい何かとお金が必要になってくる時期になってきたため、お金の借り入れを検討中ですが、ふと消費者金融と銀行ではいったい何が違うのだろうという疑問が沸々と湧いてきました。そこで質問ですが、消費者金融と銀行の違いはどのようなところでなのでしょうか。
（⇒金融業者はそれぞれで特徴があります）
消費者金融会社は貸金業法に基づいて融資を行っています
そもそも金融機関というのは、金融の取引に関する業務を行っている組織のことで、狭い意味では預貯金の取扱金融機関のみを指していますが、広い意味でとらえると、保険会社や証券会社、さらに消費者金融会社（ノンバンク）まで含まれます。その中でお金を必要としている方に貸し付けしているのはざっくりいうと銀行と消費者金融会社になります。
それではここで銀行と消費者金融会社についてそれぞれご説明します。まず銀行とは銀行法第4条第1項の内閣総理大臣の免許を受けて銀行業を営む金融機関のことを指し、我々の預金を受け入れや資金の貸し付け、また為替の取引 等の業務を主たる目的とする金融機関になります。その銀行は、平素我々が生活を送っている中で、預けている預金の引き出しやお金の振り込み、また余剰のお金で定期預金をつくったり、といったように大変身近な存在といえます。（参考ページはこちら→身近な銀行融資について考える）
ちなみに銀行というのは金融庁の免許・許可・登録業者一覧において都市銀行や地域銀行に分かれており、その地域銀行の中でも地方銀行・第2地方銀行・その他に細分化されています。さらに金融機関における信託業務の兼営等に関する法律（兼営法）によって信託業務の兼営の認可を受けた信託銀行や会員の相互扶助を目的とした協同組織の形態をとる金融機関である協同組織金融機関信金（信組、労金、農協、漁協 等）もあります。
一方、消費者金融会社はというと、金融業界の中においてノンバンクと呼ばれるものになります。ノンバンクとは法律によって定められている銀行や信用金庫、信用組合 等の預金ができる金融機関には当たらず、預金や為替の業務機能を保有せず、お金の貸し付けのみを生業とし、貸金業法に則って登録をされている金融会社（消費者金融会社・クレジットカード会社・信販会社 等）のことになります。
また消費者金融会社は、消費者に対して直接的に小口のお金の貸し付けを無担保にて行っています。貸し付けに伴うサービスには、即日融資や様々な方法での申し込み及び返済、利用される方によって定められた借入限度額内で自由に借り入ができるリボルビング方式、さらに自由返済システムなどが利用者のニーズに沿った色々な形を選ぶことが可能です。
そんな銀行と消費者金融会社との大きな違いは、金融業法にある「総量規制」の対象であるか、ないかということになってきます。消費者金融会社の場合は総量規制が適用されますので利用者は年収の1/3を超える借り入れができません。しかし銀行については総量規制の適用外となるため、同じ年収の場合、例外もありますが、基本的に借り入れの限度額は高くなります。
（⇒融資審査結果も金融業者によって違う？）
お金を借りる知識、消費者金融と銀行違いを知ろう
お金を借りる会社として、消費者金融と銀行違いはしっかりと覚えておきましょう。この違いは非常に簡単であり、消費者金融は貸金業者です。銀行とはお金を借りることも出来ればお金を預けることもできる会社です。サービス内容に大きな違いがあります。また、貸金業者というのはお金を貸している会社ですが、いくらでも好きなだけお金を貸せるわけではなく総量規制によって貸せる金額が決まっています。総量規制では年収の3分の1までしか貸すことが出来ないことになっています。
貸金業者と銀行違いではこのように色々な違いがあることを知っておき、借り先をうまく選ぶようにしましょう。自分にとってどのような会社からお金を借りることが好ましいのか、これを考える時はやはり審査の合格と金利をしっかりと考慮したいところです。融資を受けるためには審査に合格することが必須になりますが、審査の基準は各社によって違いがあります。審査に合格しやすい会社や審査が厳しい会社など色々な会社があることを知っておき、自分でも審査に合格できるところを選ぶ必要があります。次に金利についても同様の事が言えます。例えば、50万を借りたい場合でも選ぶ会社によっていくらの金利が適用されるのかは様々なため、しっかりと金利を見ながら申込先を選ぶ方が有利になります。
審査について参考となる情報を紹介しますと、貸金業者の場合は大手よりも中小会社のほうが審査が甘いです。いくつかの会社へ申し込みをしても審査に合格することが出来なったという人は、何かにおいて問題があることが想定されるため、審査の甘い傾向がある中小の貸金業者へ申し込みをしてみると良いです。中小の会社では大手に比べるとかなり審査がやさしいです。信用を無くしている人でも借りることが出来たりするので、最終的にどこでもお金を借りることが出来ない人におすすめです。
貸金業者で大手の会社を選ぶ場合は信用を得ることが大前提となりますが、年収もしっかりとあり返済能力が認められるなら、中小会社よりも有利にお金を借りれます。何が有利なのかと言うと、例えばキャンペーンで無利息を利用できる会社を選ぶことが出来たり、借入方法としてコンビニやインターネットを利用することが出来るのなど、結構都合良くお金を借りれます。中小会社は審査に通りやすいとはいえ、そもそも最大極度額が小口な会社が多いので大口融資が難しかったり、借り入れする時に店頭は自社のATMのみに限られているなど、色々と不都合もあります。そのため、基本的には大手の会社へ申し込みをして、もし審査で不合格になった場合は中小の会社へ申し込むと良いです。
貸金業者ではなく銀行を選ぶ時のメリットは口座を作って預金管理すると同時にキャッシングやカードローンからお金を借りることが出来ることです。これが貸金業者との最大の違いです。お金を管理すると共にお金が足りないときはキャッシングやカードローンで借り入れするなど、貸金業者とは違った利用方法が出来ます。
今の銀行というのはインターネットバンキングを利用出来る銀行が多く、口座の管理は自宅のパソコンや携帯端末から簡単にインターネットバンキングで操作出来ます。例えば、振込から支払いをしたい時などATMや銀行の店頭窓口へ行く必要が無いので、自宅からでも簡単に振り込み作業を完了することが出来ます。このインターネットバンキングを利用出来ることからキャッシングやカードローンでお金を借りたい場合でも、口座の管理と同じように簡単にネットを通じてお金を借りたい返済出来たりします。貸金業者の場合でも、インターネットに対応している会社はたくさんあるので、そうした会社ならインターネットから振込融資を受けたり、インターネットから任意返済出来たりするので便利です。
銀行は上記のように口座を利用できることから利点が貸金業者とは異なります。また、金利についても貸金業者よりも銀行の方が低金利になっているので、利息を安くしてお金を借りやすいことを知っておくと便利です。金利というのはどの金融会社でも下限金利から上限金利まで情報が開示されていますが、小口融資なら上限金利を見て大口融資なら下限金利に注目することが大事です。一般的にお金を借りる時は小口融資を受けることが多いですが、その場合は上限金利を見て好ましい会社を選びましょう。
金融会社の小口融資というのはほとんどの会社が上限金利18％になっています。しかし、銀行の場合は上限金利なのに15％など、かなり低い金利になっているので、お得にお金を借りるなら銀行を選ぶ方が有利だと言えます。これは小口融資に限らず大口融資の場合でもやはり銀行の方が金利が低いのでお得です。
上記で貸金業者の審査について大手の会社よりも中小会社のほうが審査が甘いと説明しましたが、これと同じように銀行でもかなり甘い審査があるので紹介します。一般的には銀行は金利が低いなどメリットが高いだけに融資の審査は非常に厳しいと思っている人が多いですが、銀行の場合は総量規制が無いので小口融資なら収入証明が不要でお金を借りれます。どの銀行も必ずしもそうとは限らないので、収入証明不要で申し込める銀行をチェックしてみると良いです。
銀行で収入証明不要から申し込みをすると何故審査に通りやすいのかと言うと、それは審査で年収が不問になるからです。審査では基本的に申込時に提出した収入証明書から年収を問われて返済能力が判断されます。そのため、年収が低く返済能力が低いと判断された人はお金を借りることが厳しい状況となります。しかし、そもそも収入証明が不要となっている融資において、これは審査で年収が問われることが無いので年収によって合否が確定するわけではなくなります。つまり、年収がいくらであろうと簡単に審査に合格することが出来るので、収入が低い人などにおすすめです。
収入証明不要の融資は様々な銀行で見つけることが出来ます。珍しい融資内容でもなく、今では色々な銀行の広告でも良く見かける内容です。この収入証明不要からお金を借りる場合でも、その銀行が決めている金利が適用されるので、低金利からお金を借りることは可能です。また、限度額については基本的に収入証明不要だと限度額が小さくなりますが、50万や100万くらいは簡単に借りることが出来るので参考に覚えておくと良いです。
お金を借りたい時に消費者金融か銀行かどちらを選ぶのか決めることが難しい場合がありますが、そんな時は上記のように消費者金融と銀行違いを覚えておき、参考にしながら好ましい会社を選びましょう。借り先選びでは審査に通りやすい会社を選ぶこと、金利や融資内容をしっかりと見て、便利にお金を借りれる会社を選ぶことが大事です。こうした内容というのはインターネットから簡単に各社の情報を比較して、好ましい会社を見つけることが出来るので、申込先を探す時にインターネットをフル活用してみると良いです。
インターネットから金融会社の情報を調べる時はランキングサイトなどを活用すると良いです。銀行なら銀行のランキングサイト、消費者金融ならばそのランキングサイトを利用すれば、各社の情報を素早く比較して申込先を選ぶことが出来ます。また、金融商品から比較することも便利な方法です。キャッシングランキングやカードローンランキングなど、こうした情報をまとめているサイトはたくさんあります。そして、ランキングサイトから情報を比較して、好ましい借り先を見つけることができると、ほとんどの金融会社はインターネットから申し込むことが出来ます。わざわざ申し込みのために店頭窓口まで行かなくても、自宅のパソコンから簡単に借り入れの申し込みを完了することが出来ます。会社によっては即日融資をしているところもあるので、今日中に借りることも出来ます。
