銀行と、消費者金融とで、借入時の利息を比較していこうというこの企画。Aさんと、Bさんでは、銀行ローンがいいのか、諸費者金融がいいのかで、状況によって違ってくるのです。(参考ページはこちら→銀行と消費者金融では確かな違いがあります)
比較してみると一目瞭然。銀行と消費者金融の違いとは?
Aさんの場合を例に出してみましょう。Aさんは、サラリーマンで、マジメだけが取り柄で、お嫁さんと、かわいい子供が2人いるといいた方です。この度、貯金もある程度たまり、めでたく新築を検討をすることとなりました。こういった場合、通常のサラリーマンは、ローンを組むこととなります。そして選択するのは、銀行からの借り入れを選択するでしょう。大きな買い物の場合は、銀行からの借り入れが主流です。また、審査も厳しいので、銀行からは、他の機関からお金を借りていないか?借金はないか?あったとしたらどれくらいあるか?等を明記する書類もあります。また、審査機関も他に設けており、銀行自体も、貸したいけれども、その第3者機関にOKをもらわないと、双方で話が進まないのです。
実際にあった話ですが、家族で内緒で借金していた旦那さんは、この新築に必要な借入審査で引っかかり、借金が家族にバレてしまったという話があります。銀行での借り入れは、そういった身辺調査も厳重に入りますので、注意が必要なのです。(参考ページはこちら→内緒でお金を借りるのは難しい?)
一方のBさんは、これといった大きな買い物はないのですが、急に結婚式や、入学や卒業が重なり、お祝いに渡すお金が必要になったというパターンになりました。こうった方は、大げさに銀行から借りる必要はありません。現実的に銀行からお金を借りるには、ある程度の審査があり、通ったとしても時間がかかるのです。急を要する時には、現実的ではないのです。
その場合は、消費者金融が便利でしょう。消費者金融は、即日の融資可能です。その場合、身分証明証と、給与明細等があれば、簡単に融資審査がおりてしまいます。また、10日間無利子という企画もやっている時があるので、細かく見ていきましょう。急な対応では、力を発揮してくれるのが、消費者金融なのです。
また、消費者金融で注意しなくてはいけないものは、その利息のことでしょう。実質年率という書き方で、利息のパーセンテージを明記しています。審査がゆるい消費者金融は、誰でも借り入れができる代わりに、実質年率が高いものもあります。ここには、注意して、自分にあった消費者金融を選定する必要があるのです。
ここまで見てきた中でも、銀行から借入れたらいいものと、消費者金融を使用したほうがいいものとが、区別されはっきりとわかったと思います。いずれにせよ、お金の借り入れには計画性が必要です。無闇矢鱈に借入れてしまっても、最後には自分自身にふりかかってくるということだけは、肝に命じておきましょう。
消費者金融からかりると銀行融資を受けられないというのは嘘です
消費者金融から借りると銀行融資を受けられなくなるなどと言われることがありますが、これは決して正しいことではありません。たとえば、これは消費者金融だけではなくて、クレジットカードのキャッシング機能を使った場合も同じですし、信販会社から借りた場合も同じです。これらの貸金業者から借入をしたことが全く影響を与えないと言うことはないのですが、借りたから銀行で借りられなくなるというのは誤りです。
(⇒借入利用がどのように審査に関わるのか)
ではこのような誤った情報が流されているのでしょうか。一つには貸金業者に対する悪いイメージが現在も残っているからだと考えられます。現在では消費者金融やカードローン、キャッシングなどという言葉が使われるようになり、かなりイメージは良くなってきているようです。これは貸金業界を挙げての努力が功を奏したからだと考えられます。
それ以前は街金やサラ金などといった言葉が使われていて、かなりネガティブなイメージがあったのです。このイメージはまだ残っていて、一度借りてしまうとその後はきちんとした金融機関から借入ができなくなると言われることは多かったようです。街金やサラ金は信用力の低い人をターゲットとしていて、銀行は信用力の高い人をターゲットとしていましたから、元々ターゲットが違ったというのもその理由の一つでしょう。
かつてはこのようなこともあって、貸金業者からの借入が銀行融資に影響を与えると言われることもあったわけです。しかし、現在では、貸金業者からの借入があった人でも銀行融資を受けられることも多くなってきています。銀行の子会社になっている貸金業者もあり、企業としてのクオリティも高くなってきたことが大きな影響を与えているとも考えられるのです。(参考ページはこちら→銀行と消費者金融は関係し合っている)
実際、過去にカードローンやキャッシングを利用して貸金業者から借入をしたことのある人であっても、住宅ローンを組んでマイホームを購入した人もいます。ですから、借りられなくなるというのは間違っていると考えておいて問題はありません。ただ、影響が何もないのかというと、それも間違いです。影響があることもあります。
では、具体的にはどのような場合に影響を与えるのでしょうか。その一つは約束通りに返済を行わなかった履歴がある場合です。お金を借りる側は、借りることができれば良いわけですが、貸す側としてはきちんと返してもらうことができるのかどうかが心配なものです。それが貸し付けることを仕事としている民間企業であれば、なおさら慎重になるでしょう。
当然のことながら、きちんと返済をしない人に対しては融資を行おうとはしません。これは常識的な範疇で考えてもわかることでしょう。ですから、たとえばある貸金業者から借りて、そして返済が遅れたり返済をずっとしなかったりた場合、その貸金業者から再び借りようと思っても借りることができなくなるのは当然のことだと考えられます。
最近では銀行が貸金業者を子会社にしているケースも多いです。貸金業者が子会社の場合、何らかの方法で貸金業者の情報が流通する可能性がありますから、その子会社の貸金業者から借入をして、そしてきちんと返済ができなかった場合、親会社の銀行からも借りることができなくなるケースもあります。
グループ企業内での情報の流通がどのようになっているのかは明かされてはいないませんが、このような推測は成り立ちます。推測ではなくて情報として公開されているのが信用情報を通じた情報の流通です。これはあらゆる金融機関が利用できる制度です。信用情報は、基本的にはすべての金融機関で流通すると考えておいて問題はありません。
ですから、たとえばある貸金業者から借入をした後に返済ができいなくなって任意整理などを行った場合、その情報はほかの金融機関にも流通します。その後に住宅ローンを組もうと思って銀行に申し込みをしたとしても審査に落ちるのが普通です。グループ企業ではなくても情報が流通するという点に注意しなければなりません。
この仕組みは信用情報機関が中心的になって成り立っています。信用情報機関とは信用情報を扱う会社で、日本には一つではなくていくつかが存在しています。これを通じて信用情報は流通しています。
たとえば、ある貸金業者から借入をして、それを返済しなかったなどの理由で信用情報が記録された場合を考えてみましょう。貸金業者は返済が遅れたり債務整理を行ったりした場合に、その情報を信用情報機関に提供して、信用情報機関はその情報を記録して管理を行います。
そして、ほかの金融機関に申し込みをすれば、その金融機関は信用情報機関に対して、その人の信用情報を提供してもらいます。これが信用情報調査と呼ばれるもので、審査の過程でたいていは行われます。もしも信用情報として何も登録されていなかった場合には、審査には影響を与えませんが、何か情報が記録されていることがわかれば、それが原因で審査に落ちることもあります。
信用情報機関は、基本的にはすべての金融機関が利用できますから、ある貸金業者で信用情報に何か悪い情報が登録されれば、あらゆる金融機関がその情報を知ることができるのです。銀行ももちろん金融機関の一つですから、やはり信用情報を手に入れることができます。ですから、銀行の審査で落ちる原因になる可能性はあるといえるでしょう。
ただ、信用情報と言ってもいろいろな種類があり、それによって影響は異なります。大きな影響を与えるのが債務整理の情報です。債務整理とは、分かりやすく言えば踏み倒しです。借りたお金を返さなかったということだと考えれば分かりやすいです。
債務整理の中で最も多くの人に知られているのが自己破産です。自己破産は法律の力を借りて債務を整理する方法です。自己破産をすれば、法的にはすべての借金が帳消しになりますが、金融機関にとっては大変な損害になります。その情報は多くの金融機関で共有されることになります。
このようにして情報が流通しますから、信用情報機関に登録をされてしまうとあらゆる金融機関から借りられなくなると考えられます。信用情報機関を利用しない金融機関があれば、登録されていても借りられる可能性はあるとも考えられますが、たいていは利用すると考えておいた方が良いです。ですから、普通の金融機関からは借りられなくなると考えておいた方が良いのです。
ですから、消費者金融から借入をしても、信用情報機関に情報が登録されなければ銀行融資を受けられる可能性はあります。そのためには、返済を延滞してしまわないように注意しなければならないのです。契約通りに基地のてぇんさいをするというのは社会人として当然のことですから、これを守ることができなければ新たに借りられなくなるのです。
銀行融資を受ける時点で貸金業者から借入がある場合、それが影響することはあります。たとえば消費者金融から借入がある場合には、そちらに対して毎月返済をしていかなければなりません。ですから、銀行に対して返済できる金額が小さくなるわけです。そのため、借入金額が制限されることもありますから注意が必要です。
もう一つ注意しておかなければならないのがキャッシングやカードローンの口座です。口座がそのまま残っていればいつでも借りることができるわけですから、実際に借りていなくても借りる意思があると判断されることがあります。そうなると、実際には借入をしていなくても審査に影響する可能性はあります。
ですから、銀行に申し込みをする時点で貸金業者から借入があるのなら、まずそれをきちんと完済しておいた方が良いです。また、キャッシングやカードローンの口座があって、その後は使う予定がないのなら解約しておいた方が良いでしょう。なお、住宅ローンを組めばカードローンも利用できる銀行はいくつもありますから、必要なら後からカードローン口座を開設すれば良いです。