約2年くらい同じ消費者金融を利用している45歳の中堅の不動産会社で働いている男性社員です。いままで一度も増額を希望したことはありません。が、そろそろ増額の申請をしたいと考えています。
他方で過去に一度だけ返済日をうっかり忘れてしまって遅延したことがあるのです。で、消費者金融で増額を希望するためにはどうすればいいのでしょうか?
増額するためには審査に通る必要があります
どの消費者金融でも増額の希望を受け付けてくれます。また、常時、増額希望を受け付けてくれますよ。そして、消費者金融で増額を希望するには、まず消費者金融に増額申請をして審査を受けて、審査にパスできれば増額が認められます。
増額の申し込みは、消費者金融のHPからインターネットで申し込めますし、直接に消費者金融のお客様専用デスクに電話を掛けて申し込むことも可能です。また、場合によっては消費者金融の方から増額のお誘いの連絡が電話で来ます。
申し込みが完了したら増額の審査です。増額の審査は、新規申し込みの際の審査ほど甘くないと考えてください。なぜなら、どの消費者金融でも増額に対してはとても慎重だからです。
と言うのは、増額したことで返済できなくなったり、債務整理されてしまうことで貸倒れになることを危惧するからなのです。つまり、消費者金融にとって増額を認めることは信用貸しのリスクが高くなると言うことなのです。
それゆえ、増額審査は厳しめとなり、審査では特に返済能力について厳しく審査されると思ってください。増額審査で特に重視されるのが過去の返済の実績なんです。少なくとも返済の実績を半年以上、できれば1年間くらいはしっかり積んで増額を希望したいものです。
そして、注意したいのは、これまでの返済において遅延や滞納が無いことなのです。もし過去に一度でも返済の延滞があると増額審査はアウト!と思ってください。
加えて、必ず収入証明書の提出が必須となります。その際に、新規申し込み時よりも給料が下がっていると増額は無理です。逆に利用限度額を減らされます。また、給料が変わらない場合も審査に通るのは難しいと考えてください。逆に給料が上がっていると審査に有利です。
なぜなら、「返済能力の上積みがある」と見做されるからです。最後の点としては、個人属性の情報に変更は無いかとの点です。もし、転職をしていたり、住所が変わっているのに消費者金融に変更届をしていないと、「信用力に問題ある!」とされて増額の希望は通らなくなります。(参考ページはこちら→仕事が違うと審査結果も変わる)
以上の指摘が、消費者金融で増額を希望するための条件と考えて良いでしょう。
消費者金融増額希望をスムーズに叶える為の最新対策
消費者金融増額希望をスムーズに叶える為の最新対策をお伝えします。
ただ、スムーズと言っても消費者金融で契約後すぐに・・・例えばその日の内に「やっぱりもう少し融資限度額を増やして下さい」なんてお願いしてもダメに決まっています。翌日も、翌々日もダメで、ある程度の期間我慢する必要があります。
もちろん、その間真面目に返し続けなくてはなりません。一定期間真面目に返済を続けること、これこそ消費者金融増額希望を叶えるポイントの1つです。
消費者金融に借り入れを申し込み、案外少なかったり意外に多かったり、一喜一憂したのではないでしょうか。初回の借り入れ限度額はどなたもそう多くありませんし、高額融資を受ける場合身分証明書などの他に、収入証明書などの書類を用意し提出しなければならないケースが大半です。
要するに面倒臭く、また審査も厳しくなる為、大半の方は最初は少ない金額からスタートし、徐々に限度額を増やす作戦を選ぶわけです。実際、申し込みの時点で審査され決定された利用限度額は、いつまでも同じ金額ではありません。どの消費者金融でも、利用限度額の見直しを定期的に行っています。具体的には半年ごとのスパンで見直し作業を行っているところが大半です。
見直し作業の結果、増額しても問題ないと認められた借り手に対しては、金融機関の方から「増額できますが、いかがなさいましょう?」と連絡がくることもあります。あるいは、増額の申し込みを受けてから改めて審査が行われ、増額が可能かどうか、調べられるパターンもあります。増額OKの場合も、いくら増額して貰えるのか、細かい条件は一人一人の利用状況を調べてから結論が出されます。
この再度行われる審査で「増額しても問題ない人物」と判断されなければならないわけですが、果たしてどういった人物なら認められやすいのでしょう。審査基準は消費者金融によっても異なりますが、一般的には先ほどご説明したように、借りたお金を真面目に返済していることが第一条件になります。厳しいところだと、1回でも滞納トラブルがあれば警戒されますし、しばらくすれば増資の許可がおりるとしても、それまでの期間が長くかかってしまいます。
また、利用期間に関しては最低でも半年以上は実績を積み上げなくてはなりません。半年間以上定期的にお金を借り入れ、返済する健全なお付き合いを続けているのが理想的です。いくら滞納トラブルがなくても、申し込み後全く借り入れずにいると金融機関側も借り手の返済能力を判断しにくくなります。
また、良いお客さんとは言えないので申し込み後会員になっても取引が一切ない相手に増額許可を出すケースはほとんどない筈です。
ちなみに、申し込み時点で伝えた住所や職場に変更事項があった場合、ただちに契約先の消費者金融にその事実を伝えておくことも大切です。自宅や職場が変わったのにきちんと報告せず、増額のお願いの時に改めて調べ、個人情報に変更があったことがばれてしまっては信頼性が失われてしまいます。
ちょっとしたことですが、お金を貸す側としてはどこに住んでるのか最新情報を常に把握しておきたいと考えるのが当然です。特に職場の変更は収入にも影響します。うっかり報告し忘れていた場合でも、「なにかやましいことがあって、あえて我々に隠しておいたのではないか」なんて勘ぐられてしまっては最悪です。とても増額どころの話ではなくなってしまいます。
その他、増額を希望している消費者金融と真面目に付き合っていても、他社の借り入れに対して返済が滞っているような場合も情報が伝わりマイナス評価されている恐れがあるので気をつけましょう。返済遅延トラブルがなかったとしても、契約時より借り入れ先が増えている場合、大変警戒されてしまいます。消費者金融は別の会社でも横のネットワークが強い為、基本的に情報は筒抜けだと覚悟して下さい。
実際、信用情報機関と言う顧客の情報を共通で扱う機関もあります。複数から借り入れ、更に自分の会社にも増額を希望しているとなると、既に多重債務者が陥りやすい自転車操業状態になっている可能性が高いでしょう。収入を生活費に回す余裕がない程、あちこちの返済ですぐになくなってしまい、次の給料日までしのぐ為のお金を新たに借り入れる・・・そんな悪循環に陥ってしまったら脱出するのは相当難しくなります。
中には、その月の収入では返済が追いつかず、借金返済の為の借金を重ねるケースも珍しくありません。そうなるといよいよ要注意人物と言うことになり、増額どころが減額される恐れもあります。あまり知られていませんが、消費者金融の限度額は増額されることもありますが、減額されることもあります。従って、減額されるような問題行動を控えることも、スムーズに消費者金融増額希望を叶える為に大事なことです。
しかも、最近は総量規制と言う新たなハードルのことも考えなければなりません。返済が滞っていたり、他社借入件数が増えているなどの問題行為以外にも、総量規制に引っかかって利用金額が減額される可能性があります。
総量規制とは、銀行以外の消費者金融やクレジットカード会社に適用される、貸金業法における規制です。分かりやすくご説明すれば、原則的に個人のトータル借入額が年収などの収入の3分の1以上超えてはいけない、と言うルールです。例えば年収1500万円の人間なら、最高でも500万円までしか借入ができません。年収300万円の人間なら、100万円が最高限度額と言う計算になります。もちろん例外があり、総量規制は個人向けの貸付を対象にしていますが、法人向けの貸付や保証、個人向け保証に関してはこのルールが適用されません。
個人がプライベートの目的の為に消費者金融やクレジットカード会社にお金を借り入れる時、総量規制が働き事業用の資金を借りる場合には3分の1以上の借入が可能です。この新たな規制を受け、総量規制対象外になる銀行のカードローン、キャッシングサービスが人気を集めるようになりましたが、そもそも銀行系は審査が厳しく返済能力の影響で年収の3分の1以上の借入が難しい場合が大半です。
特に初めての借入の場合、総量規制に関わらず年収の3分の1以上の借入を許されるのはレアケースです。もし年収が300万円の場合、初回は大体50万円程度が相場借入最高金額です。初回なのにいきなり100万円以上の借入が許されることはそうそうありません。最初は皆10万円50万円からスタートし、実績を重ねてようやく借入限度額が高くなっていくのです。条件次第では、10万円以下の5万円程度しか借入できないことも珍しくありません。
いずれにしても、消費者金融が審査で重視するのは収入ではありません。そもそも高収入の人間はそうそうお金を借りる必要がありませんし、高収入なのにしょちゅう借入しているような人物はむしろ警戒されることもあります。お金を借りにくるのは平均年収やもっと低い年収の人ばかりですから、年収だけで高額借入を諦めることはありません。重要なのは、定期的に借りること、返済日までにきちんと返し遅延トラブルなどを起こさないこと。
(⇒もちろん年収も無関係ではありません)
それにあちこち無計画に借入を増やさないことです。最初は50万円からスタートしても、この対策をきちんと実行し、2~3年後に150万円まで増額が許されたケースもあります。増額が認められれば、真面目で信頼に値する借り手であることが証明されたわけですから、その期待を裏切らないようその後も油断しないようにしましょう。(参考ページはこちら→融資は計画的に使うべし)
増額されたことに満足し、はしゃいで一気にマックスまで借り入れ、返済が厳しくなりついに遅延トラブルを起こし、せっかく引き上げて貰った借入限度額を下げられてしまっては長年の苦労が台無しです。自分はそんなヘマはしない、と思っていても、人間はいざ大金を自由にできる立場になると心も変わるものですから、気を引き締めましょう。