近年消費者金融のカードローンのサービスを行う銀行が増えてきました。消費者金融独自もありますが、銀行独自に行っていたり、銀行と大手の消費者金融が提携して行っているところもあります。

例えば、大手の消費者金融であるアコムは、東京三菱ＵＦＪ銀行グループになります。アコム自体もカードローンのサービスを提供していますが、東京三菱ＵＦＪ銀行が発行している「バンクイック」の保証会社でもあります。このような銀行のグループになっている大手の消費者金融は他にもあります。
（⇒現代の金融業者の在り方）

この二つの違いは、総量規制の対象になるかです。数年前に出来たこの制度は、貸金業者は年収の３分の１以上を超える貸し付けは行ってはいけないもので、銀行は独自の銀行法で管理されているので対象外になります。例えば、年収が３００万円までだと限度額１００万円までしかキャッシングは出来ません。また、利用してないクレジットカードのキャッシング枠が２０万円あったとして、貸金業者からは残りの８０万円までしか利用出来ないことになります。

制度が変わってから、新たに乗り出しを始めたのが銀行で、銀行は独自の銀行法で管理されているので対象外になるため、各大手の銀行は傘下である貸金業者を吸収して、銀行カードローンのサービスの提供を始めました。比較的銀行カードローンの方が金利が低めで、限度額が高く総量規制の対象外になります。そのため、高額な金額の融資を希望していて、金利を低めに抑えたいときには銀行系の方がお勧めです。

逆に、少額な金額を早く借りて、早く返済を行う場合は貸金業者の方がよいでしょう。

「バンクイック」は銀行でも最大大手で、自動審査で即日融資、そして最高クラスの低金利が魅力な銀行カードローンです。最大手の銀行なので安心感もありますし、自動審査なので素早い即日融資（平日の１４時までの、ＷＥＢ契約完了の場合）、低金利というメリットがあります。

大変魅力的ですが、銀行カードローンになるので審査は厳しめです。ただ、信用度はかなり高いです。通常、銀行系だと審査に時間がかかりますが、ここは自動審査になっているので、最短で即日融資も可能になっています。そして、業界でも低めの4.6%～14.6%の年率になっています。

土日や祝日、夜間でも全国の提携ＡＴＭから利用が可能で、主婦や学生、アルバイト、派遣社員、パートでも申し込みが可能です。ただ、主婦や学生の場合は、定期的な収入がある方が対象になります。

創業は1880年と、大変歴史の古い銀行ですが、東京三菱銀行は、これまでに様々な銀行と合併を重ねてきて現在に至っています。その最大大手の銀行の提供しているバンクイックは、ネットバンクとしても馴染のあるカードローンで、有名なキャラクターとコラボをしたことで多くの利用者から注目を集めました。そのことをきっかけに、顧客獲得数も増加し銀行でも大きな転機になります。
　
法人に対する銀行業務に力をいれていましたが、２００４年から個人向けに対しても注力するようになり、２００７年からバンクイックの商品を提供しはじめました。もとは、子会社や関連会社のカードローンの商品をサポートする形でしたが、貸金業法が改正されてからは、全てのカードローン商品の信用保証業務委託先をアコムに譲渡移管して、銀行独自のバンクイックの宣伝を広くするようになっています。

現在、バンクイックの保証業務はアコムに委託しています。これは、正式のサービスが始まってから変わってません。銀行側も独自に信用情報に対する審査は行っていますが、アコムがメインとなって信用情報の審査を行っているようです。そのため、既にアコムから借入があったり、返済などで延滞を起こしていると審査に取りにくくなります。もし、アコムの利用があるときには、銀行側と相談してみるのもよいです。

返済などに関する業務もアコムが担当していて、支払の延滞や滞納がある場合はアコムから銀行側に支払いが行われます。そのあとの督促は、アコムから行われることになります。返済の延滞や滞納をしてしまったときには、注意が必要です。何の問題がない場合は、直接的な取引は銀行が行い、審査や弁済などの業務は基本的にアコムが中心になります。

バンクイックの申込み方法は、インターネットを利用したパソコンやモバイルからの申込みのほかに、電話での申込、郵送での申込、窓口があります。（参考ページはこちら→融資への申し込み方法は豊富？）

郵送で申し込む場合は、最初に銀行のカードローンバンクイックの公式サイトを訪問して、ホームページから郵送での申込用紙をダウンロードします。用紙に、必要事項（氏名、生年月日、住所、自宅電話番号、会社名、年収、他社借入金額、家賃）などの情報を記入して、必要書類（運転免許証等本人確認書類など、申込金額が100万円超の場合は収入証明）を同封して郵送します。後日、審査の結果が電話または、郵送で連絡されます。

便利なのはインターネットからの申込みです。パソコン、またはモバイルから銀行のカードローンの公式サイトに行って、バンクイックの申込みをクリックします。申込フォームに、必要事項（氏名、旧姓、生年月日、電話の有無、年収、他社借入状況、仮審査後書類の受取方法、カードの受取方法、自宅住所、自宅、携帯電話、勤務先、勤務先住所、勤続年数。収入形態等）を入力します。内容を確認したら、送信します。

電話では、銀行のホームページで電話申込みの連絡先を確認してから電話します。音声によるガイダンスが始まるので、申込、商品案内の数字のボタンを押すと、オペレータに繋がるので、そこで個人情報や自宅情報、勤務先情報、他社借入状況を説明します。あとから、電話で審査の結果が連絡されます。

インターネットで申し込んだ場合は、融資までどのぐらいかかるのでしょうか。公式ホームページから申込み画面で必要事項を入力して（２４時間申込み可能）から、翌日以降に電話またはメールで仮審査の結果が連絡されます。簡易版の申込書と本人確認書類を郵送またはFAXで送ります。本審査完了後に、郵送されたカードを受け取って借入を行います。ここまでで、大体３営業日以上かかります。

最も時間がかかるのは、審査が完了したあとのカードの受取です。郵送だと結構日数がかかりますし、FAXもすぐに送信しない場合は当日の融資は出来ないこともあります。更に、カードを郵送してもらうと、最大で3営業日以降になります。この場合だと、どんなに早くても申し込んでからカードを受け取るまでに、1週間ぐらいはかかることになります。

急いでいる場合は、テレビ窓口を利用すると便利です。これは運転免許証があれば、申し込んだあとにテレビ窓口に行けばそこで本人確認が終わって、直ぐにカードを発行してもらえます。即日融資を希望しているときには、テレビ窓口を利用した方がよいでしょう。

申込条件は次のようになっています。年齢は20歳以上 64歳以下、申込資格は満20歳以上65歳未満の国内に居住している個人の方、保証会社（アコム（株））の保証を受けられる方が対象になります。 対象地域は全国で、資金使途は、事業資金を除いて様々な用途に理容が可能になっています。担保や保証人は不要で、アコムが保証をしているので保証人はいりません。

必要書類は、運転免許証、健康保険証等の本人確認ができる書類です。また、学生や本人に収入がなく配偶者に収入のある専業主婦でも申し込みは可能です。外国人の方は、永住許可を受けている人が対象です。借入期間は、原則1年(原則として、審査のうえ自動更新)となっています。学生の場合は、親の同意が必要なります。

仮審査の場合は、特に必要な書類はありません。仮審査は公式サイトで入力した情報を基に、融資が可能かどうかを判断するだけです。仮審査の後に、書類が必要になってきます。必要書類は、借入希望額によって異なっていて１００万円以下なら運転免許書、健康保険証、パスポートなどの身分証明書が必要です。

限度額が１００万円以上では、収入証明書が必要です。源泉徴収票、住民税決定通知書、納税証明書その1・その2（個人事業者の方）などがあります。