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三菱ufj系の消費者金融とカードローンって?

銀行と消費者金融って密接に関係している、という話を聞いたことがあります。たとえば、SMBCグループのSMBCモビット、プロミスが傘下にあるそうですね。私、三菱UFJ銀行をメインバンクにしているので、消費者金融を使うなら、系列の会社が何かと楽かな、と思うんです。提携していたらATMなどから返済や借入ができますからね。そこで、三菱UFJ銀行系列の消費者金融やカードローンの名前を教えてください。

アコムとバンクイックです

たいていのメガバンクには傘下に消費者金融がある、ということにお気づきになられたのはとてもいい視点だと思います。三菱UFJ銀行を中心とした三菱東京UFJファイナンシャルグループ(以下MUFG)も、消費者金融をその傘下におさめています。現在では、アコムとバンクイックの2社がグループの一員になっています。
(⇒多くの消費者金融は銀行と提携している

それでは、この2つの会社について説明しましょう。まず、アコムですが、こちらは独立して運営を行っている消費者金融の会社です。もともとは銀行の援助などは受けず、独立して営業を行っていた会社です・しかし、2002年に「東京キャッシュワン」という名前で消費者金融を新しく立ち上げたとき、協力関係になったことがきっかけとなり、後々になってMUFGの一員になるきっかけとなりました。

また、マスターカードのプリンシパルメンバーとなっていることから、アコムでカードを作ると自動的にマスターカードの機能がついたカードをもらうことができます。こういうことができるのは、日本の消費者金融ではアコムのみです。一方、これに対して、同じ「お金を貸してもらう」事業でも、銀行が提供しているカードローンがあります。MUFGの中心企業である三菱UFJ銀行が提供している「バンクイック」です。

英語で「銀行」を示す「バンク」と「速やかに」を示す「クイック」をあわせた言葉がサービス名となっています。両者をどう使い分けたらいいか、ということですが、巷で言われるように、「消費者金融はすぐに審査結果がでて借りられるけど、銀行カードローンは審査に時間がかかることが多い」というのは、この両者においてもあてはまります。
(⇒金融業者毎の融資審査基準の違い

ただ、銀行カードローンはご存知の方も多いように、貸金業法の適用範囲から外れています。そのため、年収の3分の1を超える借入も理論上はできます。「そんなに金額はいらないのですぐに借りたい」ならアコムを、「時間がかかっても少し多めに借りたい」ならバンクイックを使うといいでしょう。

三菱ufjフィナンシャルグループの消費者金融について

日本の金融グループは銀行を中心として成り立っています。その中核となる銀行はメガバンクと呼ばれています。そのうちの一つが三菱ufjフィナンシャルグループです。名前からもわかるように、三菱グループが中心となっているのですが、この成立にはいろいろと複雑な経緯があります。

なぜ最大の金融グループになったのかというと、これは金融業界が再編を迫られたからだといえるでしょう。金融に関する規制が緩和されたことによって競争が起こり、規模を拡大して生き残っていくしかなかったのです。金融の規制が緩和された時期にメガバンクが登場したのです。規模のメリットを生かすことができ、現在は世界的にも規模の大きな銀行となっています。

その中核となっているのが三菱UFJ銀行です。三菱UFJ銀行は、東京三菱銀行とUFJ銀行とが合併してできた会社です。そして、東京三菱銀行は三菱銀行と東京銀行とが合併してできた会社です。三菱銀行といえば、もともとは三菱グループの中核銀行となっていたもので、現在でも三菱銀行が存続会社となっています。つまり、法人としてみれば、ほかの銀行は三菱銀行に吸収された形になっているのです。

東京銀行は、その名前からわかるように東京を中心として営業をしていた銀行ですが、歴史は三菱銀行よりも古いといえるでしょう。ただ、業態が特殊で、為替に特化した銀行だったのです。歴史は古いのですが、為替に特化するために規模を縮小したという点もあって、規模の面では三菱よりも小さかったと考えられます。歴史が古い分だけ、合併に際してはいろいろともめたようです。

紆余曲折を経て、東京三菱銀行が誕生します。それとは別に、UFJ銀行が誕生します。UFJ銀行の中心となったのは、関西に基盤を置く三和銀行です。三和銀行は、大阪を中心として営業をしていました。規模を拡大させるために、中部地方を地盤としていた東海銀行と合併します。これによって、大阪と名古屋を地盤とする銀行が誕生したのです。

その後は、東京三菱銀行とUFJ銀行が合併することになるわけですが、もともとは銀行が多くの子会社を抱えていたということを考えれば、いくつもの銀行が合併したことによって、子会社は非常に多くなりました。銀行の子会社とするのではなくて、持ち株会社を作って、その子会社にするという形がとられたのです。

その持ち株会社が三菱ufjフィナンシャルグループです。この持ち株会社の傘下に銀行をはじめとする多くの会社が入ったわけです。もともとの銀行がいろいろな金融会社を子会社に持っていたために、巨大なグループとなった時点では、いろいろな金融会社を抱えることになります。これによって、子会社として消費者金融もいくつか保有することになったのです。(参考ページはこちら→銀行と消費者金融の分かりやすい関係

グループ全体としては、同じ業種の会社がいくつもあったとしても、特に問題はありません。それぞれが独立して経営を行ってきちんと利益を出しているのなら、その状態でも問題はないと考えられます。ただ、同じことをしているのなら合併したほうがよいと考えるのは妥当な考え方でしょう。

規模を拡大することによって規模のメリットも生まれますし、また効率化を図ることもできます。それを考えれば、同じことを行っている会社を合併して、グループ内でひとつにまとめることは、グループ全体としてのメリットは大きいと考えられたのです。このようなことから、グループ内の貸し金業者は統合が行われました。貸し金業者だけではなくて、ほかの業種でも統合が行われたのです。

その中で中心となっているのがアコムです。アコムは、もともとは三菱信託銀行をメインバンクとして使っていました。そのために、三菱グループとは長い付き合いがあったといえるでしょう。子会社となる前から、三菱ufjフィナンシャルグループと提携を行っていて、たとえば債務保証の業務を行っていたこともあります。ですから、付き合いはかなり長かったといえるでしょう。(参考ページはこちら→保証会社が消費者金融な理由

多くの消費者金融が、上限金利の引き下げや過払い請求の多発によって経営が悪化したのと同じように、アコムも経営は悪化しました。このときに、三菱ufjフィナンシャルグループが株式公開買い付けを行い、子会社としたのです。これによって、財務基盤は改善したといえるでしょう。言い換えれば、銀行グループに吸収される形で救済されたとも考えられます。

資本関係については、グループとして40%の株式を保有しているということですから、完全子会社ではありません。現在のところは連結子会社として扱うことになっているのです。

その比率も、約半分ということから、どちらのグループにも属する不思議な存在だったとも言えるでしょう。もちろんこのような状態がよいわけではなく、現在ではプロミスはSMBCコンシューマーファイナンスという名前になっていることからも、三井住友系になったと考えるのが妥当です。

かつてのプロミスというと、どちらかというと赤の色を使っていたわけですが、これは三菱の色だといえるでしょう。SMBCコンシューマーファイナンスになったことによって、ここ最近では青色を貴重とした色となっています。このことからも、どちらかというと三菱系から三井住友系に代わったと考えられます。

このようにして、いろいろな経緯を経てグループ内の貸し金業者は統合されていき、それが現在ではアコムが中心となっています。このアコムは、グループ内のカードローンのサービスの債務保証をする形で、グループ内のさまざまなサービスを提供しているといえるでしょう。

たとえば、三菱UFJ銀行のカードローンとしてバンク一句がありますが、このサービスの保証会社はアコムです。ですから、実質的にはアコムがサービスを提供し、銀行が窓口となっていると考えられます。アコムはグループ内の貸し金業者として存在していますが、そのサービスの提供はグループ内にとどまりません。

たとえば、地方銀行の債務保証業務にも力を入れています。三菱UFJ銀行くらいの規模になると、子会社に貸し金業者を抱えることはできるでしょう。ですから、独自にサービスを提供することはできます。しかし、地方銀行となるとそうはいきません。地方銀行の規模では子会社を抱えるほどの資金力はないのですから、独自にサービスを提供することはできないわけです。

このような地方銀行は、カードローン事業を始めるために保証会社を利用するのですが、この保証業務を担当している貸し金業者としてアコムがあります。アコムは日本全国のさまざまな銀行の保証業務を行っていますし、またネット銀行などの保証業務も行っています。

現在では、三菱ufjフィナンシャルグループの中の消費者金融として存在をしているわけですが、実際にはグループ外に対してもさまざまなサービスを提供しているといえるでしょう。そのため、グループ内でも重要な位置にある消費者金融だと考えられ、単独でもその規模はかなり大きいと考えられます。

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