消費者金融のHPなどを見ていると20歳以上から借りれるとありました。20歳になったと同時に申し込みをしてみましたが、審査に落ちてしまいました。それから約1年経って21歳になって申し込みをしても、また審査に落ちてしまいました。消費者金融で借りれる年齢であるのにどうして審査に落ちてしまうのでしょうか?あれから数年経った今は、借りる事ができるようになったのですが、どうしてあの頃は借りれなかったのか不思議です。(参考ページはこちら→自分の審査落ち理由がわからない人へ)
年齢をクリアしているだけでは借りれません!総合判断です!
まず、どこの消費者金融にも他の貸金会社にも、「20歳以上になったら絶対に貸してあげますよ!」なんて書いてないですよね。20歳以上になったら申し込みが出来るようになるだけの話です。20歳は消費者金融に借りれる年齢ではなく、借りれる可能性が出てきた年齢であるだけなのです。
単に20歳と言ってもいろいろなパターンがありますよね。大学生や専門学生の20歳。バイトをしているかしていないかで、消費者金融の対応は変わってきます。バイトをしてないければ貸してもらえませんし、バイトをしていれば貸してもらえる可能性が出てきます。ただし、バイトや学生は不可としている場合もあります。フリーターの20歳もです。バイトではダメという場合もありますし、フリーターという職業はないので、安定した職業でなければダメだと言われる事もあります。
高卒で就職した人なら社会人の20歳です。まだ2年目・3年目の社会人です。勤続年数があるとは言い切れません。まだ出世街道にも乗れていない低収入の人も多いでしょう。就職と同時に車のローンなどを抱えた人も多いと思います。簡単に貸してあげるとは言いにくいですよね。審査は慎重になると思いますし、まだそれほど多くの融資は期待できないでしょう。アルバイトや入社して数年程度であれば、何百万も融資を希望していたら通らなくて当然と考えた方が無難です。
高校卒業して親の会社を受け継いで、いきなり良い役職についているような20歳もいるかもしれません。社長になっちゃったなんて人もいるかもしれませんよね。こんな人であれば収入も良いでしょうし、会社が倒産なんて事にならない限り安定しているでしょうし、ちょっと多めの融資もクリアしちゃうかもしれません。
結婚したら子供を作らないといけないって言ってるようなもんですよ。絶対に作らないといけないわけでもないですし、どんなに条件を揃えても子供ができない夫婦もいらっしゃいます。子供ができないと諦めていたら、数年後に子供が出来たなんて夫婦もいらっしゃいます。女の子は16歳になったら結婚できるけど、学校に行ってたら結婚できないですしね。年齢なんて基準でしかないんですよ。
20歳っていうだけで様々なんです。未成年でも稼いでたらOKってわけじゃないですよね。それと同じです。20歳を超えているからって安定した収入が続く見込みがないとダメなんです。他にも様々な情報を元に審査を行い、総合的に融資をするかどうかを判断します。年齢だけではないのです。数年経った今、融資して貰えるようになったのは、それだけ安定した収入を続けてきた事で信用が大きくなったからではないでしょうか?勤続年数って結構重要な審査事項みたいですよ。勤続年数が多くなる程、収入も少しずつ上がったり、信用も大きくなったり、借りれる金額も上がる事が多いです。
消費者金融から借りれる年齢はいくつから?
消費者金融を利用出来る年齢は、18歳に達することができれば可能です。しかし20歳に達するまで単独で契約することはできません。親権者の承諾が必要です。きちんと承諾しているということを確かめるすべが「親が保証人として名を連ねる」ということになります。
そもそも未成年者は社会が守るべき未熟な存在です。法律行為を行うような判断能力は備わっていない者とされ、親の監督下にあるべきなのです。これを制限行為能力者といいますが、お金を借りるという行為も立派な契約です。契約行為ができない制限行為能力者が、単独でその契約を行えるわけがありません。よって単独では消費者金融を利用することはできないのです。
しかしこの「制限行為能力者」という観点から見れば、結婚することによって成年擬制が適用された場合、20歳に達していなくても、契約ができるということになります。20歳に達していなくても結婚をすれば、法律行為を自分の判断で行う能力があると認めなければ、不便が生じてしまいます。ましてや子どもが生まれる可能性があるのですから、親としての権利と義務を担うことになるわけです。そういう存在が判断能力がないとするのはあまりに不合理です。そういった面から結婚すれば成年擬制が適用され、民法、商法、民事訴訟法も適用されることとなります。
もし成年擬制適用中に離婚してしまった場合には、結婚しているという事実はなくなりますが、適用中におこなった取引を保護するという面と、もし子どもが生まれていればその子供の親権を安定させるためといった面から、成年擬制は適用され続きます。成年擬制が適用されている人については、20歳に達していなくても、借金の契約もできるのです。
そのような成年擬制の例外はあるものの、未成年者は単独で契約を行うことはできません。もし勝手に契約を行った場合には、その契約自体が無効となります。契約が取消しできますので、もしお金を借りる契約だった場合には、債務自体が消滅することになります。消滅した契約について返済する必要はありません。使わないで残っている金銭については返還しなければなりませんが、すべて遊興費などに使ってしまっていれば、全く返済も返還もしなくていいということになるのです。年齢を悪意のもとに誤魔化していたとしても、同様です。
これが親権者が保証人となっているのであれば、契約としては有効です。契約者が未成年であって返済することが出来なくなってしまった場合でも、保証人である親権者が支払の義務を負います。とはいえ、これも本当に親権者が保証人となっている場合です。もともと判断能力がないから制限行為能力者となっている未成年者です。親権者を勝手に保証人に仕立て上げて、書類を提出してしまっているかもしれません。要するに偽造したことになるのですが、その場合偽造したことによるお咎めは受けません。
親は親で、勝手に保証人にされているのですから契約の取消ができますし、支払の義務はありません。未成年者が勝手に行ったことですから、契約自体がこれも消滅します。一度でも支払うと保証したことを認めたことになりますので、どんな名目であっても、絶対に支払ってはいかません。支払わない限り、この契約は無効とすることが出来るのです。
なぜこのように貸主がわに不利な法律になっているのかといえば、貸金業者は特に保証人の保証契約に際し、内容説明と契約後の書面の交付などが義務付けられています。保証人となるものに対して説明を尽くすことも義務ですし、その確認を十分に行うことも義務です。その義務を行っているからこそ、このような問題が起きてしまうと考えられます。成人でないことや、親権者が承諾していなかったことも、充分に審査が行われていなかったことの証明ですので、「貸金業者側が悪い」ということになるのです。
ただし貸金業者側もなんとか回収したいものですから、「交通費だけでも」「一回分だけでも」と、親にちょっとのお金でも支払わせようとします。そうすることで支払義務が親の生じるということは、先に説明しました。これを狙った行為です。そのためいくら支払わない、その義務はないと突っぱねても、しつこく請求してくる可能性はあります。そういったときには監督官庁などに苦情を申し立て、この契約が無効であり返済の義務はないということを内容証明郵便で貸金業者側に送りつけることで、法的にこの契約は消滅します。
しかしこの借入が耐久性の高いものの購入に使われていた場合には、未成年者であっても、返済しないということで話は終わりません。例えば車を買っていたのであれば、その車を返却しなければなりませんし、返却しないのであれば支払いを継続しなければなりません。その点だけは注意が必要です。
18歳以上であれば、親の承諾の元にお金を貸すことができるということで、消費者金融にも18歳以上を借りれる年齢にしていた業者はありました。しかしこのようなトラブルが後を絶たない事から、結局はその年齢層をターゲットにするメリットは全くないと考えるようになりました。そこで申し込み要件を「成年」としたのですが、そうなると20歳に達していない成年擬制適用者も申し込みができることになってしまいます。この属性も、貸金業者にとって、そこまで優良な属性ではありません。わざわざ成年擬制適用者だということを確かめるのも手間です。
(⇒融資審査は考え抜いて作られている)
そのようなことに時間を撮られるよりも、20歳からを借りれる年齢として、スムーズで健全な経営に務めるほうが会社にとってもメリットが大きくなります。そこで殆どの業者が年齢制限を「20歳以上」と定めたのです。これによって様々なトラブルの種は排除することができました。
学生専用のキャッシングの場合には、18歳でも利用出来るものがあります。ただしあくまでも学生専用ですので、大学生か専門学校生などに限られます。社会人となっている場合には、ほぼ借りれる消費者金融はありません。
満20歳から利用出来る消費者金融は増えますが、ワンランク上の商品の場合には、25歳以上や30歳以上といった年齢条件が付いている場合もあります。往々にして金利面で優遇されていたり、貸付限度枠が高かったりと、それなりに魅力的な商品が増えます。クレジットカードであればゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードといったランク付けがあるのと同様です。
年齢制限の上限は、会社ごとにかなりのばらつきがあります。その中でも65歳までと69歳までとなっている業者を多くみかめます。年齢が高くなればなるほど、回収リスクは大きくなるのはアタリマエです。この年齢の上限によって年金生活者の多くは除外されますが、中にはとうに年金生活者となっている人もいるでしょう。年金は生活保護とは性質が違い、稼ぎの中から年々貯めていたものを受け取るものです。もともと自分のお金ですので、これを収入と受けつることもできますし、そうとは考えない業者がいてもおかしくありません。
そのため年金だけで生活している人に関しては、申し込み要件の中で除外している業者もあります。もちろん契約できる業者もあります。年金だけで生活している人を除外している業者は、年齢制限よりも年金生活者であるということを審査では優先して、可決しません。年金の他に収入を得ているんであれば、どちらも申し込みが可能です。(参考ページはこちら→年金のみの融資が厳しい理由)
借りれる年齢は満20歳以上、上限は満65歳から満69歳が一般的ですが、どの年齢層も借りれる額が同じというわけではありません。他の要素も審査されて与信となりますが、20歳は発展途上なので貸付金額は小さく、だんだんと取引状況に応じて枠が大きくなってゆきます。そして働き盛りでMAXを迎え、徐々に縮小してゆきます。初めて65歳や69歳で利用するのであれば、大きな与信は期待できないでしょう。