みずほ銀行は消費者金融業界とあまり接点がないそうですが、ある意味硬派の銀行なのでしょう。しかし、銀行単独で審査まで行うようでは、あまりにも付き合いづらい銀行だと思うのです。消費者金融業者と提携しているカードローンはあるのでしょうか?
(⇒銀行と消費者金融の関係を再確認)
みずほ銀行カードローンは保証会社を消費者金融に委託しています
銀行と提携する消費者金融が増えてきました。銀行グループに参加することで資金調達を容易にしたり強化する目的を持っている場合もありますし、経営資源としての拡大を目指すためということもあるようです。有名大手の消費者金融業者ではこのような銀行グループに参加することによってカードローンのサイズを大きくしたり、積極的なカードローンの販売など、また商品種類を拡充するといった展開を可能にしました。
このような銀行と消費者金融業者との提携は消費者金融業者側にだけメリットがもたらされるのではないと言えます。銀行側も担保付きの安全な融資先を拡大する必要に迫られているという状況にあるからです。消費者金融業者との提携は、銀行に消費者金融のノウハウを提供し、同時に安全な投資先として個人金融のマーケットを提供することになったと言えます。
(⇒金融業者同士は必要に応じて関係する)
銀行が提供しているカードローンは申込みに際して審査を行うのが銀行ではなく消費者金融業者の担当になることが多くなります。この結果、銀行系カードローンでありながら消費者金融系カードローンのような難易度・積極性を発揮して、馴染みやすいカードローンを発行しているということになります。銀行側としてはこの効果によって安全な融資先を獲得することができるというメリットがあるのです。(参考ページはこちら→融資審査はどのように行われる?)
消費者金融業者との提携はメガバンクそれぞれの考え方を反映していると考えられます。つまり銀行側が消費者金融業者との提携によって一定の効果が期待できると考えているのであれば、資金参加等の緊密な提携もあり得るのですが、そうのように考えない場合も充分あり得るのです。この場合は極めて限定的な提携関係を結ぶに留まり、ましてや銀行が消費者金融業者を保有せず、従って銀行系消費者金融業者はないことになります。
みずほ銀行の場合、どちらかといえば消費者金融業者との提携に効果を期待できないという立場を取っているようです。みずほ銀行のカードローンは利用限度額1000万円という大型になっており、金利設定は4.0%?14.0%という利用者に有利になっています。その分は確実に審査が難しいものになっていることが予想されます。そしてこのカードの保証会社は従来から取引のある消費者金融業者になっています。
みずほ銀行のカードローンは銀行系カードローンとしては標準以上のスペックを持っていると言えるでしょう。また保証会社に消費者金融業者を加えることで、カードローンの性質は消費者金融業者によるカードローン並みの審査を実現していると思われます。このような設計による銀行系カードローンが最も大きいメリットを利用者と銀行の両者にもたらすことは容易に想像できるのではないでしょうか。
みずほ銀行では、消費者金融業者との提携がまったくないということではないようです。それは極めて限定的な提携関係であるというべきでしょう。保証業務の委託によって銀行が提供するカードローンに認められるメリットのみをあるいは認めているということなのでしょうか。広い意味で資金提携以外の提携を含めて、業務委託関係も含めれば、みずほ銀行カードローンも消費者金融と提携して販売されているカードローンだと言えます。
消費者金融とみずほ銀行ならどちらで借りるのがおすすめ?
お金を借りるときに消費者金融へ申し込みをするのか、みずほ銀行へ申し込みをするのか迷ったなら、双方のメリットをまずは把握しましょう。そして、好ましい会社を選択してお金を借りるとよいです。最初に消費者金融のメリットを紹介していきますと、基本的に大手の有名な会社から無名な街金まで、かなり幅広く会社を選ぶことができます。メリットは即日融資を利用できる、無利息キャンペーンがあるなど、各社において色々なメリットがあります。
(⇒銀行と消費者金融を比べてみよう)
貸金業者という枠組みからメリットを言うなれば、銀行や大手の会社ではなかなかお金を借りることができない場合に街金など小さな会社から借り先を探すと、かなり審査の甘い会社をいくつも発見することができるので、こうして無事にお金を借りれるケースがあります。信用ブラックでどこもお金を貸してくれない状況、他社でお金を借りすぎている状況、現在債務整理をしている、あるいは債務整理後などの状況では一般的にお金を借りにくいので、そうした場合でもお金を借りやすいことがメリットです。
会社によって無人契約機を利用してその日にお金を借りれるという即日融資を利用できます。これだと、今すぐにお金を借りなければやばいという場面でも、しっかりと借入できるので便利です。キャッシングやカードローンはその日の審査に合格をして、当日にカードを受け取ることができなくても、電話やインターネットから振り込み融資をしてくれる会社もあるので、絶対に無人契約機からカードを受けとることが即日融資で必須なわけではありません。
無利息も消費者金融のメリットですが、短期的にお金を借りたい場合はかなり便利なサービスです。大抵は新規申し込みキャンペーンなどで、無利息期間がもらえる内容が多いです。無利息の期間は利息が一切発生しないので、うまく利用すると完済まで一切利息を支払わずにお金を借りることができます。一番賢く利用する無利息テクニックは給料日前に借入することです。給料日までお金がない状況で、無利息期間と給料日までの日数を見ておけば、給料日まで無利息でお金を借りて給料が入ると一気に完済するという利用方法があります。金利において低金利を活用するよりも、やはり利息がかからないほうがお得なので、無利息期間に完済できる場合は非常に便利なサービスです。
この無利息を利用する場合は中長期的にお金を借りる場合でも、一定の期間は利息が発生しないのでお得と言えばお得ですが、中長期でお金を借りる場合はやはり金利が低い会社からお金を借りるほうが総額としての利息は安くなってくるので覚えておきましょう。
次にみずほ銀行のメリットですが、この銀行は大口融資から小口融資まで幅広い金額に対応しており、金利が非常に低いことがメリットです。最大極度額は1000万円と他社の追随を許さないほどの大きな設定額になっています。通常、キャッシングやカードローンとは最大極度額が大きくても200万や500万などですが、この銀行だけは桁が違います。そのため、かなり大きな金額を借りることができます。
金利については下限が4.0%の上限が14.0%になっています。注目すべきは上限の14.0%です。上限金利というのは基本的に50万や100万など小さな金額を借りる場合に適用される金利であり、こうした小口の金額に対して適用される上限金利はほとんどの金融会社では18%です。特に消費者金融では上限が18%を下回っている会社はかなり稀であり、18%が普通な金利設定になっています。こうして比較をすると、いかにこの銀行の上限金利が低いのかが分かります。大きなお金を借りる場合に低金利になることは当たり前ですが、小口融資でも低金利から借りれることは非常に大きなメリットです。
ちなみにみずほは50万は14.0%で借りれますし、100万は12.0%で借りることが出来るので参考に覚えておくと良いです。この低金利の活用テクニックとして、もし50万以下などかなり小さな金額を借りたい場合でも、あえて限度額を100万以上に設定すれば、12.0%以下でお金を借りれるので小口でもできる限り大きな限度額をもっておくほうがお得です。
みずほでも即日融資の対応があるので、すぐにお金を借りたい場合でも即日融資を受けることができます。インターネットやATMから簡単に申し込めるので覚えておきましょう。申込時は限度額200万までなら収入証明が不要となっているので、身分証明があれば申し込めます。また、すでにみずほで口座を開設しているなら身分証明の提出も必要ないので、一切なにも書類を提出することなく申し込めます。
この収入証明不要というのは貸金業者にはない融資であり、銀行融資の特徴だと言えます。銀行では色々な会社において収入証明不要の融資を見つけることができますが、その中でもみずほ銀行の収入証明不要の内容は限度額200万まで収入証明が不要なので、ここは一つのメリットだと言えます。大抵は、他社総額で100万で自社で50万までという内容が多いなか、みずほは収入証明不要の限度額設定が大きいです。身分証明だけでかなり大きな金額を借りれます。
貸金業者では必ず申込時に収入証明が必要になりますが、銀行ではみずほのように収入証明が必要ないケースがあります。収入証明がない場合は申込時に準備しておく書類が少ないだけではなく、審査において年収が問われないので審査に合格しやすいメリットもあります。これは銀行融資の大きな特徴でもあり、かなり審査が甘いと言われている貸金業者を利用するよりも、簡単に合格できるので利用してみると良いです。
みずほ銀行は定期的にお金を借りている人の中から無利息キャンペーンを実施していることがあります。お金を借りていると自宅へはがきが届くので、その内容をチェックしておきましょう。また、増額に関しても収入証明不要から50万を借りている場合、後々に100万まで増額しませんかというお知らせがやってくることがあります。この場合も収入証明不要で簡単に100万まで増額して、金利も14.0%から12.0%まで引き下げることができ、非常にお得な増額となるのえ、お知らせをチェックしておくと良いです。
このようにお金を借りる場合に消費者金融でもみずほ銀行でも、双方にメリットや特徴があります。そのため、しっかりと各社の情報を比較して、自分がお金を借りやすいところを見つけることが大事です。しかしながら、トータル的に考えるとみずほの魅力は非常に大きいです。上記で説明したようにお金を借りるときに収入証明が不要な上、即日融資にも対応しており、最大極度額が1000万の金利が4.0%から14.0%と低金利になっているのはかなり嬉しい内容です。
みずほはお金を借りるときにコンビニのATMを使えますし、インターネットバンキングからログインをして振込融資を受けることも出来ます。返済に関しても同じであり、コンビニのATMで返済できますし、インターネットからでも返済可能です。また、みずほはクレジットカードと預金口座のカードを一緒にすることが出来ますが、この場合だと一枚のカードでクレジットカードの機能としてショッピング枠とキャッシング枠を持つことができ、さらにみずほカードローンの機能まで付加することができるため、たった一枚のカードですべてを管理することができます。
クレジット枠30万のキャッシング枠20万、みずほカードローンの利用枠50万など、それぞれで限度額を持つことができるのでかなり便利です。普通にみずほカードローンだけを持つことも出来ますが、使い勝手の良さを考慮するなら参考に覚えておくと良いです。返済においてもみずほカードローンはリボ払いなど、自分に向いている返済計画を立てることができるので、安い利息から返済計画を立ててみると良いです。