私には3歳年上の兄がいます。普段は離れて暮らしているのですがこの前帰省した際に会いました。そのときいろいろな話をし、お金の話などもしたのですが兄は消費者金融の審査に落ちたようです。考えてみると兄の私生活についてはあまり知りません。会社員のはずですがどんな仕事をしているのかも知りません。ただ、消費者金融の審査に落ちたと聞いて兄の経済状態が少し心配になりました。消費者金融の審査に落ちる人ってどんな人ですか。
いろいろありますが信用情報に問題がある人が多いです
お兄さんの心配をするなんて質問者様は優しい人なんですね。もし質問者様が消費者金融を利用したことがなければ多分わからないことが多いと思います。まず消費者金融の審査ですが、基本的には年収、勤務先、勤続年数、過去の借入歴を審査します。年収に関しては総量規制という法律があって年収の1/3以上借入できないということになっています。これは複数の消費者金融から借入していてもその合計金額が年収1/3を超えることはできません。次に勤務先ですが、正社員ではなく、アルバイトやパートでも借入はできます。大切なのは毎月安定した収入があるかどうかということです。
ただし、申告された勤務先が本当かどうかチェックするために勤務先に電話をかける在籍確認という審査もあります。勤続年数も長い方が勤勉と見なされますが、勤続年数が短いことだけが原因で落とされるということはないようです。最後の過去の借入歴ですがこれは過去に返済の遅れや債務整理、自己破産などがないかどうかということをチェックします。過去に借金トラブルがあるとまた同じことを繰り返す可能性があるからです。
以上の審査基準の中でも最も重視されるのが過去の借入歴です。審査に落とされる多くの場合がこの借入歴に問題があるケースです。おそらく質問者様のお兄さんも過去になにか金銭的なトラブルがあったのではないでしょうか。消費者金融は銀行に比べると審査が緩いと言われていますのでその消費者金融で審査に落ちたということはやはり信用情報に問題があると考えるのが妥当だと思います。もちろんすでに複数の会社から借入をしていて新規の借入はできない状況であったことも考えられます。信用情報に傷がついた場合、完済後5年は記録が残ると言われています。その期間の間には銀行のローンやクレジットカードを作ることさえ難しくなります。
もしもお兄さんがお金にだらしない人であれば常に気にかけてあげた方がいいと思います。ヤミ金などから借りたりすればトラブルになることは間違いないので普段から注意してあげましょう。
消費者金融落ちる人ってどこに問題があるの?
給料日はまだまだ先なのに、お金が足りなくなってしまった、または突然の冠婚葬祭や車検、子供の養育費などでどうしてもまとまったお金が必要になった、そんなときに頼りになるのが消費者金融です。
家族や友人などにお金を借りるのはなかなか気が引けるものですし、その金額が大きければ大きいほど貸してくれる人を見つけるのもなかなか難しいでしょう。また知り合いから借りることで、自分がお金に困っていることが他人に知られてしまいます。その点消費者金融では、利息はつくものの余計な気遣いなくお金を借りることができます。
しかし、誰もが消費者金融でお金が借りられるわけではありません。融資を受けるためには、審査に通らなければならないのです。当然ですが、審査に落ちてしまうとお金を借りることはできません。実際にお金を借りたくて申込をしたものの、審査に落ちてしまって借りられないケースも珍しくないのです。
じゃあ消費者金融落ちる人ってどんな原因があるの、と疑問に感じる人も多いでしょう。しかし、審査に落ちた場合、なぜ自分が落ちてしまったのか、その理由を金融機関側から教えてもらうことはまず無理でしょう。
審査の基準は金融機関によって異なりますし、審査に落ちる原因に関しても人それぞれですが、考えられる理由の1つに、年収に対する借入れ件数や金額があります。自分の年収に見合わない多額の借入がある場合や、複数の金融機関からお金を借りている場合、またその借り入れの返済を延滞している場合などは、返済能力に乏しいと判断されて審査に落ちてしまいます。(参考ページはこちら→延滞すると金融業者にどう見られる?)
また、家賃や住宅ローンの月々の返済額が月収の大部分を占めている場合も、審査に落ちてしまう可能性があります。また、これらのローンの返済を延滞している場合も融資を断られてしまう大きな原因となります。さらに携帯電話の通信料金や電気やガスなどの光熱費の滞納も審査に影響するケースがあるので注意が必要です。
また、申込をする際に氏名や住所、年収や勤務先などの基本情報を申込用紙に記入して提出するのですが、この内容に嘘を書いた場合も審査に影響がある恐れがあります。
どうしても審査に通りたいから、勤務先の欄に本当は勤めていない大手企業の名前を書いたり、他社からの借り入れの件数や金額を少なめに誤魔化すケースは多いのです。
しかしながら、このような嘘はすぐにばれてしまいます。他社からの借入金額に関しては、多少の誤差であれば問題ありませんが、実際の借入額と申告した金額にあまりにも差がある場合は、「この人は自分の借入額を把握できていない。お金の管理ができない人なのだ」と判断されてしまい、審査の上でマイナス評価となってしまいます。
また、お金を貸す側にとっては、貸したお金は何としてでも返してもらわなければ経営ができなくなってしまいます。そのため、融資をする相手を信用できるかどうかは非常に重要なポイントとなります。よって、申込書の時点で嘘の記入をすると、金融機関側から信用できない人物だと思われてしまい、審査に落とされてしまうこともあります。嘘をついてもどうせすぐにばれてしまうので、申込書には正直な内容を記入するようにしましょう。
その他に考えられる理由に、多重申し込みがあります。短期間に複数の金融機関に審査の申し込みをした場合、申込ブラックと判断され、申込情報が信用機関に登録されてしまうのです。申込ブラックになった場合、その情報が消えるまでの間は新たに審査に申込をしても、大抵の場合落とされてしまいます。
申込情報は最大で6カ月の間信用機関に保存されます。そのため、1度多重申し込みをしてしまうと、その後最大半年間は融資を受けることができなくなってしまうのです。
具体的には、だいたい1ヵ月の間に3件以上の申し込みをすると多重申し込みと判断されます。つまり、なるべく審査に通る確率をあげたいから、一気にたくさん申し込もう、という「数を打てば当たる」という考えは通用しないのです。よって、早急にお金が必要な場合は慎重に申込をする金融機関を選ぶ必要があるでしょう。もし申込をした3社全て落ちてしまった場合は、続けて申込をするのではなく、ある程度日にちを明けてから再度申込をしなければなりません。
このように、延滞や借り過ぎ、多重申し込みなど審査に落ちてしまう理由には様々なものがあります。しかし、中には「自分はこれまで1度もクレジットカードを作ったこともないし、お金を借りたこともないのに審査に落ちてしまった」「収入が安定しているし、返済の遅延もないのに審査に通らない」という人もいます。彼らが審査に落ちてしまう原因は一体何なのでしょうか。
上述したような収入が安定しているのに審査に落ちてしまったり、クレジットカードを持ったことのない人は、俗にスーパーホワイトと呼ばれます。スーパーホワイトが審査に落ちてしまうのは、利用履歴がないため、過去に返済の遅延などの金融事故を起こしたり、偽装やなりすましをしていないかと疑われてしまうからなのです。
スーパーホワイトが審査を通過してお金を借りるためには、まず利用履歴を作ることが大切です。利用履歴は携帯電話の利用料金や家電製品などを分割で支払ったり、審査があまり厳しくない所でクレジットカードを発行したりすれば残すことができます。
また、申込者が現在の会社に長く勤務している会社員の場合、月々の給料が振込まれている銀行でキャッシュカードと一体型のクレジットカードを発行すれば、利用履歴を残すことができます。
このような方法で利用履歴を作れば、スーパーホワイトでも審査に通りお金を借りることができるようになるのです。スーパーホワイトは住宅ローンなどの審査を受ける上でも不利になるため、将来ローンを組むことを考えている場合も利用履歴を作っておくとよいでしょう。
審査に落ちてしまうと、「自分はもうどこからもお金を借りることができないのだ」と落ち込んでしまう人も多いです。確かにショックですが、審査基準は金融機関によって異なります。そのため、1つの金融機関の審査に落ちてしまったからといって、他の金融機関の審査にも通らない、というわけではないのです。
よって、審査落ちしたからといって落ち込まず、インターネットの口コミなどを参考に別のところを検討してみるとよいでしょう。また、これまでの内容をふまえ、審査を通過しやすくするためのポイントをまとめると、次のようになります。
まず1つめに、利用限度額は審査通過後の利用状況によって引き上げてもらうことも可能なので、最初から大きな金額にせず、まずは少なめに申請することが大切です。高望みをして落ちてしまっては本末転倒なので、まずは審査に通ることを第一に考えましょう。
続いて借りたお金は返すことです。お金を借りるに当たり、返済実績は非常に重要です。そのため、たとえ少額であっても借金を返済して減らし、実績を作った方が審査をうける上では有利に働きます。
また、借入先はなるべく減らすようにするのも大切です。現在お金を3社以上の金融機関から借りている場合、審査担当者からはこの人は1つの金融機関からまとめて借りることができなかったのだな、とマイナスの評価をされてしまいます。そのため、おまとめローンなどで出来る限り借入先を減らすように心がけましょう。
そしてこれは基本ですが、収入を安定させることもポイントです。お金を貸す側も、無職で収入が安定していない人には返済の目処がたたない、返済能力がない、などの理由からお金を貸してくれません。また無職ではないにしても、仕事の関係で収入が安定していない場合は思い切って転職を考えたり、別の仕事をかけもちすることで収入を安定させましょう。審査で有利なのは、継続して安定した収入を得ることができる、返済能力がある人なのです。