消費者金融などでキャッシングやカードローンを利用する人は年々増えており、今では日本国民の10人に一人が利用しているといわれています。キャッシングは無担保で借入ができますので、不動産を持っていない人や保証人となってもらえるあてがない人でも借入を申し込むことが可能です。そのため、実家をでて一人暮らしをしている人でも気軽に申込んでいる状態です。（参考ページはこちら→融資の申し込み方法って簡単？）

また、使い道が自由ですので、目的別ローンの審査に通らなかったときに利用するという方法もあります。借入額は住宅ローンやマイカーローンなどのように高額ではありませんが、すぐに現金が借りられるとあって、当座の資金といて流用する人も少なくありません。事業用の資金以外の目的であれば、この他にも借金の返済に使ったり、旅行資金やほしいものの購入に充てることも可能です。多くの人は生活費や返済原資として利用したり、買物で現金が不足したときなどに上手に利用しています。

キャッシングの便利な点として、使い道が自由で無担保であるという以外にも、審査に通りやすいという点が挙げられます。特に消費者金融系は、銀行系や信販系会社と比べても審査が比較的通りやすいという評価が出ています。銀行系が最も審査に厳しいといわれていますが、こちらは必ず保証会社を付けていますので、銀行と補償会社の両方が審査を行うことになります。そのため、審査に時間がかかってしまいますし、どちらか一方の審査に通らなかった場合でも融資を受けられなくなるというリスクがあります。

さらに、キャッシングの審査基準に関して言っても、民間の金融業者は継続的で安定した収入があれば融資を前向きに検討するところが多いですが、それに加えて勤続年数や家族構成、持家の有無などの別の案件についても考慮されることがありますので、金利の低さや利用限度額の高さでは魅力的な借り入れ先であるものの、申し込みをちゅうちょする人が多くいます。一方、信販系会社の場合、銀行系よりは審査に通りやすいといわれてますが、やはりキャッシング機能を付けたカードの申し込みでは条件が厳しくなっているところが多く、中には銀行並みに融資が受けにくいところもあります。

キャッシングを利用する目的は人それぞれですが、誰でも借り入れ可能な金額が多いに超したことはありません。キャッシングやカードローンは無担保の小口融資といわれている通り、基本的には借り入れ可能な金額は数十万円程度と少額になっています。さらに、銀行系以外の民間の金融機関に関しては、利用者の年収によって借り入れできる金額に制限が課せられてます。これを総量規制といい、具体的には利用者の年収の3分の一以上の融資をしてはならないということになってます。これは、借り入れ先ごとの金額ではなく、複数の業者から借り入れをしている場合には、それらを合計した金額で判断します。

たとえば、年収300万円の人は上限100万円までの融資しか受けられないということになりますが、すでに他社から70万円の融資を受けていた場合、新たに借入を申し込んだ業者からは30万円までしか借りられないということになります。これは増枠に関しても同じことで、すでに限度いっぱいまで借り入れをしている場合、どれほど優良な利用者であってもそれ以上の金額に増枠してもらうことはできません。
（⇒年収で変わる融資審査結果）

このような総量規制の対象外となっているのが銀行のカードローンです。しかし、近年では銀行も足並みをそろえてきているところが多く、審査基準をやや易しくした代わりに、利用者の収入に応じて融資できる上限を独自に設定するようになっています。また、民間の金融機関でも総量規制の対象外となっている融資があります。不動産を担保にした不動産担保ローンや、借金を一本化するためのおまとめローン、借り換えローンなども対象外となってます。民間の業者が提供しているマイカーローンやリフォームローンといった目的別ローンも、収入に関係なく高額の融資が受けられます。

要は、キャッシングやフリータイプのカードローンが該当すると考えておけばよいでしょう。収入が少ない人が高額の融資を受けるためには、基本的に銀行系の借り入れを利用することがベストですが、それが無理であれば、民間の業者から担保付の融資を受けたり、目的別のローンを利用するというのがよいでしょう。

このように、借り入れができる上限金額自体は利用者の収入に左右されてしまいますが、仮に高収入の人であっても借入先によっては上限が低くなってしまうことがあります。金融機関はそれぞれに独自の利用限度額の上限を設定しています。一般的には、やはり資金力が豊富な銀行系の融資が最も高額となっており、数百万円から1000万円台まで借り入れが可能な無担保ローンもあります。もちろん、利用者の収入や取引経緯で優良な利用者であると判断された時などの条件は必要ですが、条件がそろえばそれだけ高額の借り入れが可能となります。

これと並んで高額な融資が可能になるのが消費者金融系です。大手の業者は独自に資金力を有していますし、業者のノウハウを活かして顧客を選らうために、銀行と提携しているという業者も少なくありません。こういった業者は資金力がかなりありますので、個人への無担保のキャッシングでやはり数百万円という融資が可能になっています。銀行系に比べると、高額の融資でも審査に通りやすく手続きが簡単ということもあり、おまとめローンや借り換えローンなどの代わりに利用している人も少なくありません。

一方で、消費者金融ならではのリスクもあります。民間の業者で、貸金業登録が比較的簡単であるという理由から、中にはサービスが行き届いていない業者や法律を無視した高金利の業者なども存在します。登録すらしていない違法業者もいますが、近年では貸金業登録をして強引な営業を行い、ある程度噂が立ったらすぐに廃業して別名で起業するといった流れを繰り返し、強引な取り立て、高金利の請求などを行っています。このような業者はヤミ金に近い存在となっていますが、利用者が思わず借り入れをしたくなるような魅力的なサービス内容で宣伝しているため申し込みをして個人情報を奪われてしまうという人も多いです。

たとえば、過去に金融事故を起こしたり長期的な滞納をしたことがある人はブラックとして扱われますので、キャッシングのような融資でも利用しづらくなっています。このようなブラックの人でも融資をしたり、審査で通常行われる在籍確認のための職場への電話を行わないなど、一見親切に見える内容となっています。しかし、いざ借り入れをしてみると、表記されている金利よりも高い保証金や手数料などを請求されたり、毎日のように請求の電話がかかってきたり、頼んでもいないのに預金口座に追加の振り込みをするなどの強引な手段で高利を請求するようになります。このようなトラブルに遭わないためにも、利用するときには業者についてある程度調べてから申し込むようにしましょう。

近年では利用者が多いこともあり、ほとんどの業者について利用した人の評価や体験談を見ることができるようになってます。また、金利や審査の通りやすさなど、条件ごとにランキングをしているサイトなどもありますので、これらに掲載されているところを優先的に選びましょう。広告で気になる業者が見つかった時には、まず、貸金業登録されているかを調べ、業者名で検索して、よくない評価がされていないかをチェックするとよいでしょう。貸金業の登録番号を見ると、数字が1になっている業者は開業して3年以内ということがわかりますので、あまりノウハウがないか違法な業者である可能性が高いと考えたほうがよいでしょう。最初のうちは、知名度の高い業者で申し込むのが安全ですし、簡単に利用しやすいシステムになってます。