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なぜ大手消費者金融はメガバンクと提携したのでしょうか

最近テレビや雑誌などでよく大手消費者金融会社のCMを見かけますが、それら大手消費者金融の大半が大手銀行いわゆるメガバンクと提携していると聞きます。なぜ大手消費者金融会社はメガバンクと提携しているのでしょうか。

事業拡大等の資金を獲得するためメガバンクと提携しています

ここでは改めて、皆さんが意外と知らないメガバンクについてのご説明から始めます。メガバンクとは、複数の都市銀行などが合併し、より多額の資産や収益の規模を手にすることにより、大きな組織に変わっていった銀行又は銀行グループのことを指しています。昭和のころ「都銀13行・大手20行」と呼ばれていた各銀行は、1990年代のバブル崩壊に伴って不良債権が増え、経営が瀕死の状態となったため、かなり多くの公的資金が投入されるような事態に陥りました。そのような状況の中で、大手の銀行が復活の糸口を見つけるため、収益のアップとさらなる利益を求め、このような合併の動きが大きく進みました。

例を上げると、メガバンク時代の幕開けとして、2000年4月にみずほ銀行が誕生し、その後2001年末までに続けて三井住友銀行やUFJ銀行、三菱東京銀行が相次いで誕生、さらにその後には三菱東京銀行とUFJ銀行との大型統合が行われた結果、現在ではみずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャルグループといった3つの大型金融グループの形に収まっています。

さて、質問にありました、なぜ大手消費者金融会社がメガバンクと提携しているのかということですが、これは大手消費者金融会社がというよりも、お互いが相思相愛の関係であるからです。(参考ページはこちら→主な銀行と消費者金融の協力例

というのも、銀行側としては、更なる収益アップを図るため、住宅ローンだけでなくカードローンに対しても注力していましたが、審査が厳しい、またサービスのノウハウが拙いなどの理由により利用者を増やすことが出来ませんでした。そういった中で、着実に規模を大きくしてきている消費者金融専業会社が持つ利用者のニーズに沿った様々なサービスのノウハウなどを欲していました。

また一方、消費者金融専業会社においては、更なる規模拡張 等のための資金の調達に苦しんでいました。平素、利用者に貸し出すためのお金は外資系の金融機関や信託銀行、さらに地方銀行から借りていましたが、それらの利率は意外と高く、さらに一般の方々が持つ企業のイメージもあまり良いものではなかったため、メガバンクと提携することにより資金やブランド力を手に入れることが出来るのではと考えていたのです。

そんな中、2000年以降にメガバンクは消費者金融を立ち上げ、銀行と消費者金融会社におけるお互いの足りない部分を補い合うために、その提携相手を大手消費者金融専業会社としたのです。

メガバンクと消費者金融のカードローン比較

カードローンを最初に始めたのは、消費者金融の会社です。今ではメガバンクでも積極的にカードローン事業が展開されていますので、銀行が始めたサービスだと思っている人も多いようです。銀行は消費者金融会社を傘下に入れることで経営を引き継ぎ、そのノウハウを獲得しました。このような事業においては、貸出時の審査や回収方法、顧客の管理等、手に入れなければならないノウハウがたくさんあります。それを、傘下に入れることで効率良く利用することができたため、スムーズにカードローン事業に入っていくことができたという背景があります。

両者を利率の面で比較してみると、銀行系の方が低い利率で貸し出していることが分かります。消費者金融では、利息制限法で定められている上限が目安となっていますが、メガバンクなら、それより数%低い金利で借りることができます。以前は利息制限法を超えた利率を設定している業者もいましたが、過払い請求が積極的に行われるようになり、また過払いという存在が広く認知されるようになってから、利息制限法を超える利率を設定する業者はほぼいなくなりました。利用する会社によっては無利息期間を設けているところもありますので、自分の借り入れしたい期間や借り入れ希望額を考慮して、目的に合わせて利用する会社を選ぶことが大切です。

融資を受ける際、ATM手数料も気になるところです。提携ATMの多さ、手数料はチェックしておきたいポイントです。銀行カードローンでは、提携ATMが多くて手数料がかからないというメリットがあります。一部例外もありますが、手数料の面から見れば銀行の方がお得です。手数料自体は1回あたりの額だけを見るとそれほど大きくはありませんが、長期にわたって利用する場合には積もり積もればまとまった額になります。カードローンを組むくらいにお金を必要としているなら、まずは支出の面にもシビアになる必要があります。

サービスの充実面から見ておすすめなのは消費者金融です。インターネット上から申し込んで、その人のうちに振り込んでもらうことができます。多くの場合は、急にお金が必要になったけれど、お給料日まではまだ間があるというケースですので、すぐに振り込まれないと都合が良くありません。そのため、申し込んだ日にすぐに入金されるのは大きなメリットです。

その他、借り入れ前の簡易診断が行えることや無利息期間があること、ポイントサービスが導入されていること、会員専用Webサイトからアクセスできること、クレジット機能があること等は、メガバンクと比較しても一歩リードしているサービスだといえます。簡易診断が行えれば、複数社見積もって通りそうなところに申し込むことができますし、無利息期間があれば、すぐに返済できる目途が立っている時に利息を払うことなく借り入れすることができます。最近ではWebで操作が行えることも選ぶ上で大きなポイントになっています。利率だけでは決められないというのは、このあたりの充実したサービスに理由があるようです。

元々銀行の口座がある場合には、メガバンクでも簡単に融資を受けることができます。Webサービスに登録して、既に使っているカードでキャッシングを行うという方法です。この方法を選べば、キャッシング用のカードを発行するという手間が省けますので、スピーディーに融資を受けることができます。早ければ即日融資も可能ですので、口座を持っている人は覚えておきたい方法です。

返済方法を確認するためのシミュレーション機能は銀行カードローンにもあります。借り入れをする際に必要な機能として外せない部分ですので、その点では安心ですが、簡易診断が行えないのはネックになります。簡易診断が行えないということは、実際に申し込んでみないと分からないということになりますので、急いでいる時に審査に通らなければ大きなタイムロスになります。また、本格的に申し込む時でないと、現状でいくら位借りられるのか、審査にはきちんと通るのかということが分かりませんので、検討しているという段階では調べてみることができません。
(⇒融資審査に通る為には

カードローンの利用者は年々増えています。若い人たちだけでなく、高齢者にも利用されるようになっています。テレビのコマーシャルで見かけることも多いので、カードローンは身近な存在となりつつあります。融資を受けることに抵抗がない人たちも増えていますので、今度ますます利用者が増加することが予想されます。あまりにも気軽に借りることができますので、お金を借りているという感覚が欠如してしまうこともありますが、慎重に金利や手数料を調べることで、よりリスクを下げて利用することができますので、下調べは重要です。

結論として、金利が安くて月々の返済が楽なのは銀行や信用金庫です。即日融資に対応できる銀行はまだ少ないのですが、金利がかなり低いので、日々の生活を圧迫することなく返済し続けることができます。そして、何より銀行系は安心感が違います。年収の3分1までしか貸付できないという制限も銀行にはありませんので、まとまった額の融資を希望する場合には銀行を利用することになります。融資希望額が大きければ大きいほど、利率の差による影響も大きくなりますので、そういった意味でも大口の融資を希望するなら銀行がおすすめです。

消費者金融は、一時期過払い金の請求が一気に出始めた頃は経営が傾くことも多かったのですが、現在残っている業者は健全な経営で顧客の満足度も高くなっています。独自のサービスを打ちだすことで顧客を獲得しようとしますので、各社でサービスが異なるのも面白い点です。利用する側は、自分の求めているサービスを提供している業者を選ぶことができますので、選択の幅は広がります。最近ではクリーンで明るいイメージが定着しつつあり、悪いイメージを持たれることはあまりありません。昔に比べると審査が厳しくなっている面もありますが、その分安全な融資が行われているということで、信頼度はアップしています。

カードローンを利用する際の目的として覚えておきたいのが、日々の生活費を補てんするためのものとして使うことは避けた方が無難だということです。急な出費があった等のいつもと異なる事由があった場合は別ですが、普段からお金が足りないからとカードローンを組むのは良くありません。生活費として借りていると、返済が終わらないうちに別のところから借りて、多重債務に陥る可能性もあります。毎月確実に生活費が足りないのなら、まずは支出面を見直すことが先決です。

カードローンを利用して融資を受ける時には、審査に通るところを探すことばかりに気を取られてしまいますが、今後の負担を考えて、できればお得に借り入れをしたいところです。多額の融資を希望する・長期の返済を予定している・即日対応してもらいたい・すぐに返済する予定なので、できれば利子のとても低い、または無利子のローンを組みたい・コンビニATMの手数料を払いたくない等、求めるものは人それぞれです。借りる人が何を基準に判断したいのかを考えれば、どこのサービスを利用したら良いのかが自然と見えてきます。その基準は人によって異なりますので、他の人の意見を参考にすることはできても、最後は自分で判断する必要があります。

カードローンを借りる時の鉄則は、必要額のみにすることです。限度額が思っていたよりも多かった場合、予定よりもたくさん借りてしまうことがありますが、借りた分は返さなければなりませんし、借り入れ額や返済期間によっては利率が違ってしまうこともあります。借りる際には返済シミュレーションをきちんと行ってみて、返済に無理が生じないかを確かめてからでないと、安心してカードローンを利用することはできません。正しく使うことができれば、急場をしのぐための良い手段となります。

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