九州では、一番の活気があるとされる福岡県。あのタモリさんをはじめ、有名人も多く輩出してますね。私も福岡に住んでいるんですが、そんな福岡県でのお金にまつわるお話をしたいと思います。
なんといっても福岡には、中洲という九州最大の繁華街があります。ここで遊べる程度の資金はもっておいて欲しいですね。そういったことで、いざという時に頼りになる地元密着の消費者金融を紹介しましょう。（参考ページはこちら→小さいけど頼りになる金融業者）
九州一の活気がある福岡県。そこでのお金の管理も大変ですが、プランニングを大切に！
まずは、ニッセイキャッシング。福岡県福岡市博多区博多駅前にある消費者金融になります。スカイオフィスが提供するニッセイキャッシングは、なんといっても魅力的なのは、最短30分のスピード借り入れが可能なのです。そして、受付は24時間可能となっていて、即日の借り入れが必要ならば、当日9時から14時までに申し込むようにすると可能となります。決して全国規模の大手とは言えませんが、良心的で融通の利く企業が福岡にはあるのです。
そして、サンクスという消費者金融もあります。福岡県福岡市博多区博多駅東にある消費者金融なのです。サンクスは、個人はもちろんですが、地元の中小企業規模の法人経営者や、個人事業主まであらゆる資金をサポートできるシステムとなっています。融通のきく、地元密着の企業といえるでしょう。このような中小の消費者金融は、各地にもたくさんあり、地元に密着した企業として活躍をしているのです。
最後の紹介は、エクセルということろです。福岡県福岡市博多区博多駅前にある消費者金融。こちらも例外ではなく、スピード審査に自信を持っているところです。エクセルからの借り入れは、資金使途は自由。そして、5万～50万におさまる基本枠の範囲内では、担保・保証人も原則不要と広告をだしています。（参考ページはこちら→無担保無保証人が便利な借り入れ）
ここでは、この3社を上げて紹介をしましたが、福岡県内では、もっと数多くの消費者金融会社が存在しています。地元の人間にはとても融通を利かせてくれるところも多いのが特徴です。しかし、私たち、借り入れる側で注意しなくてはいけないところも数多くあります。心構えも必要ですので、注意しておきます。
金利についての知識をつけておきましょう。中小の消費者金融は審査が甘い反面、金利は高めに設定されています。必ず、借り入れプランを作成し、金利のパーセンテージを必ず計算し、最終的にいくら借りたのに対し、いくら返さなくてはいけないのかを、しっかり把握しておく必要があるのです。
そして、借りたからには、返さなくてはなりません。当たり前ですが、収入がないと、いくらうまく審査が通り、借りることができても返すことはできません。パートやアルバイトでもいいので、必ず収入源がある状態で申し込むことが必要なのです。福岡には、中洲もあるんだし、上手なプランで、人生を謳歌していきましょう。
九州にある消費者金融と福岡の消費者金融リスト
消費者金融は、個人向けの小口貸付けを行っている貸金業者のことです。貸金業者の種類としては一般の個人向けの消費者金融のほか事業者向けの事業者金融、クレジットカードによる金銭の貸付け、リース、抵当証券業などがあり、多くの消費者金融の場合には事業者向けの事業者金融を兼ねています。これは消費者金融で貸し付けられたお金は事業用途を除けば自由に使えますが、事業に対して使うことが禁止されているためです。そのため事業向けの貸付けを受けるには事業者金融を利用する必要があります。
（⇒たくさんの金融業者から選ぶには）
現在の日本では、貸金業を営む場合には貸金業登録を受ける必要があり、１つの都道府県内に事務所を設置するのであれば都道府県知事、複数の都道府県にまたがって事務所を設置する場合には内閣総理大臣からの登録を受ける必要があります。ただし、これらは営業エリアに関しては規制されておらず、都道府県知事の登録であっても他の都道府県で営業を行うことは可能とされています。
なお、登録は更新制で３年に１度更新を受ける必要があります。これらに登録された業者は登録貸金業者とも呼ばれ登録番号が与えられます。登録番号は、登録した都道府県または所管の財務局が記され、つぎにカッコの中に更新回数があり、ついで他と重複しない登録番号が割り振られます。この登録番号を一見すれば、その貸金業者がどの地域を拠点に活動しているのかが分かり、また更新回数から貸金業を営みはじめて何年経っているのか、などを理解することができます。なお、登録番号は再利用されず、取消や廃業などとなった場合には永久欠番となります。
金融庁に登録されている登録貸金業者の数は平成２５年度の段階では全国で２，１９５件あります。これは昭和６１年のピーク時の４７，５０４件に比べて５％に満たない水準となっています。特に減っているのが都道府県知事登録の貸金業者で、昭和６１年のピーク時には４６，３５７件であったのが、平成２５年には１，８８１件と４％ほどとなっています。一方で財務登録もピーク時はやや異なり平成４年の１，３３８件がピークで、平成２５年には３１４件と２０％ほどに減っています。
そもそも貸金業自体が平成に入ってからは緩やかな右肩下がりの傾向にありましたが、特に平成１６年から一気に減り、現在の水準となるのは平成２３年からになります。これらの減少は法規制によるところが大きく、例えば平成１６年に激減した理由としては、闇金融と呼ばれる悪質な違法業者の取り締まりが強化されたことが大きく影響しています。
闇金融の多くは無登録による貸金業者が中心でしたが、登録貸金業者の中にも法令を順守しない貸付けを行うところが多く、またそれまでの貸金業規制法では取り締まりも緩やかであったことから、悪質な貸付けが横行し社会問題化していたことうけて貸金業規制法を改正して取り締まりが強化されたものです。さらに平成１８年になるとそれまでグレーとされていたグレーゾーン金利の扱いに対し、最高裁判所が適法ではないという判決を出すと、さらに貸金業者にとっては逆風になり、その数を減らします。
グレーゾーン金利は、利息制限法と出資法との金利差を指す言葉で、多くの貸金業者は出資法を根拠に金利を設定していました。利息制限法では、１０万円未満は年利２０％、１０万円以上１００万円未満は年利１８％、１００万円以上は年利１５％と定めていますが罰則規定がなく、これが貸金業者で順守されることは、かなり稀なことであり、多くの貸金業者はより金利の利率が高い出資法を基準に金利を設定し、貸付けを行っていました。特に貸金業規制法では、この金利差による貸付けを禁止しておらず、あくまでも任意による支払いであれば問題ないとされていたことも大きく影響しています。
（⇒現代の借り入れ適正金利）
出資法では、設定した利率以上の金利をとると刑事罰の対象となるため、闇金融でもよほどのことがない限り出資法以上の利率を設定することはありませんでした。なお出資法における利率は、昭和５８年まで、年利１０９．５％であり、昭和５８年から昭和６１年まで年利７３％、昭和６１年から平成３年まで５０．７５％、平成３年から平成１３年まで４０．００４％、平成１３年から年利２９．２％と順次引き下げられていますが、それでも金利差があるため、グレーゾーン金利は問題となっており裁判も起こされ、そして平成１８年に最高裁が適法ではないという判決を下し、この結果を受けて貸金業法の法改正が行われることになります。
この平成１８年の貸金業の法改正は、それまでの抜け穴的なものをほぼ塞ぐものとなっており、グレーゾーン金利そのものを禁止し、また利息制限法以上の金利を設定した場合には行政罰の対象となりました。またあわせて出資法の利率も２０％に下げられ長年にわたってきた二重基準が解消されることになります。一方で過剰な貸付けを抑制する目的で、年収等の３分の１を超える貸付けの原則禁止や１社で５０万円または複数社合わせて１００万円を超える貸付けを行う場合には源泉徴収票などの所得を証明することを義務付けることになります。さらにそれまで夜間しか認められていなかった執拗な取立ての禁止を日中まで拡大し、問題となっていた借り手の自殺による生命保険金による弁済の禁止なども盛り込まれています。
一方で悪質な貸金業者の多くは零細におおく見られたため、貸金業への参入にさいして純資産額を引き上げ、従来の個人３００万円・法人５００万円から２０００万円または５０００万円に引き上げられることになります。また正当な理由なく登録から６ヶ月以内に事業を開始しなかったり、６ヶ月以上休業する場合には登録取消の対象になるなど貸金業の適正化が行われることになります。またそれまで認められていた日掛けによる日賦貸金業や電話加入権を担保にした電話担保金融などが禁止されることになります。この結果、少額の資金を用意すれば貸金業を開業することが可能だった時代が終わり、現在では貸金業を営む場合には、それなりの事業資金が必要となる業種となり、貸金業者の新規の登録数が増えない要因となっています。
なお、金融庁に登録されている貸金業者のうち九州を地盤とするものは１９８件登録されています。内訳としては、九州財務局に登録しているものが１１件、福岡財務支局に登録しているのが１７件で、県では福岡県がもっとも多く１０７件、ついで長崎県の２４件、熊本県の２１件、宮崎県の１３件、そして大分県と佐賀県が８件となっています。なお、ここではあくまでも登録貸金業者であり全てが消費者金融以外にも事業者金融やクレジットカードの金銭貸付けを行っている業者も含まれます。なお、九州全般を基盤としている業者としてはアスカ、エクセル、キャネット、スカイオフィス、ショーエイなどが有名です。
一方、福岡の消費者金融リストでは５１件ほどの貸金業者が登録されており、そのほとんどが福岡市に拠点にしています。福岡市の貸金業者の登録数は２３件となっており、九州の全都市の中では群を抜いて多い数字です。なお、福岡県で福岡市以外で貸金業者が多いのが北九州市の１１件、久留米市の６件などとなっています。
ただしこれら福岡市を拠点としている業者の多くは消費者金融以外の貸金業の事業が主体にしているところも多く、例えば不動産賃貸業や手形割引などを本業としています。なお、消費者金融として、福岡市で古い会社としては更新回数１１回の「なにわ商事」、「北村商事」の２社となっています。ついで更新回数１０回の「森田商事」、「みつる商事」などになりますが、このほかの業者はおおむね更新回数５回以内の中堅の貸金業者が中心です。また九州全般を基盤としている貸金業者の多くが福岡市を拠点としており、福岡市の経済力と貸金業に対する需要をうかがい知ることができます。
【参考ページ】
現代の金融業者は概ね安全？
