お金を借りることができるのは貸金業者になります。貸金業者の中でもいろんな種類があります。まず消費者金融、銀行、信用と大きく別けて２種類の貸金業者になります。そのなかでも審査が通りやすいのは、消費者金融になります。よってお金を借りるのであれば、審査のことを考えて多くの人が消費者金融を選択する人が多いのが特徴です。

そんな貸金業者は、貸金法に定められた金利で貸付を行っています。法で定められた金利で貸付を行っているのは、誰でも一度でも効いたことがある闇金融になります。高い金利で貸付を行う、いわゆる高利子でお金を貸してくれます。

一般的に無審査で闇金融はお金を貸してくれるといったイメージが付いていますが、そういうことはありません。闇金融であっても一定の審査を行うのが通常です。その審査というと通常の貸金業者と同じように、勤め先の確認と自宅の確認になります。債務者の個人情報をまずはしっかりと掴みます。ここからが貸金業者と違います。

闇金融は、信用情報機関に情報を開示しないのが一般的です。この信用情報機関というのは、債務者の貸金業者での履歴、貸付状況、延滞情報、債務整理情報、申し込みをした履歴などが一括にして記録されている機関です。貸金業者はこのような機関で、申し込みした人の記録を調べ、この人物にお金を貸してきちんと返してくれるのかどうかを吟味して貸付を行うことになります。

闇金融は、そもそも法を犯して高利子で貸付を行っていますので、その開示の権利さえも持っていません。よって申し込みしてきた人の情報を調べることができません。まず高い金利で貸付を行うところに、申し込むをする人はそんなにいません。金利がなるべく高い貸金業者に申し込むをするはずです。それができない状況である人だから、高い利子で貸付を行う業者に申し込むをすることになります。

そのような状況であるということを、闇金融の業者は知っていますので個人情報の確保だけしっかりとして無審査で貸付を行うことになります。闇金融は特に、個人情報の収集だけはきっちりと行います。債権を確保するために、まずは債務者の情報、そして実家の情報、勤めている会社の情報を把握します。それは一般的な貸金業者以上に厳しく個人情報を掴んでいくのです。支払いができなくなったときのことを考え、債務者の情報を把握します。

一般的に闇金融で借りた人は、利子を返すだけで精一杯になります。そして闇金融も元本の回収など望んでいません。利子の分だけしっかりと回収していきます。また闇金融は、元本の返済をとても嫌います。利子分だけを貸してくれる顧客を大切に扱うことから、債務者が増額を望めば他の貸金業者に比べて非常に容易い審査で増額を行ってくれます。

この繰り返しを行うことで、元本はどんどん膨らんでいき高い利子だけを支払っていくことになり、元本は減らない状況で延々と利子を払って行くことになるのです。

そのような人は最初の方は自転車操業でしっかりと高い金利の利子を払って行くことになるのですが、いつか行き詰まってしまいます。その時に初めて、自分の過ちを気付くことになるのです。気付いた時にはもう遅く、一般的な貸金業者では考えられないような取り立てを行います。いわゆる法令外の厳しい取り立てとなるのです。

普通なら深夜に取り立ての連絡をしてはいけないといった決まりがあるので、一般的な貸金業者はしっかりと守りますが闇金融は、そんなことをお構いなしに連絡をしてきます。また会社にも、執拗に連絡をしてきます。それは同僚に闇金融からお金を借りているということを知られるほど厳しい取り立ての連絡になります。

またその取り立ての連絡は、債務者だけに及びません。親族にも連絡をします。まずは実家に連絡をかけ、債権の回収を行っていきます。担保になるものを探しだして債権の回収を行おうとするのです。しかしこれらの闇金融業者の行為は、違法となっていますので然るべき処置でそれらの行為をやめさせることができます。

それは弁護士や司法書士に依頼することでそれらの行為をやめさせることができます。一般的にプロに法律家が介入することで闇金融業者はおとなしくなるのですが、債権の回収だけは諦めません。いろんな手段を用いて債権の回収を行おうとします。本当に行為をやめさせることができるのは、債務者の状況が泥沼化したときになっているでしょう。それほど闇金融業者から借りることは怖いことになるのです。

また闇金融業者の恐ろしさが世間一般に知られたことで、最近では闇金融業者からお金を借りる人が少なくなっていきました。法律家の介入で取り立てが厳しくなることも知っていますので、今までに比べると貸し出しも渋るようになっていると言われています。それでも闇金融業者に、助けを求めるようにお金を借りる人がいますので、いまだに弁護士や司法書士と闇金融業者との対立は絶えません。

どんなに苦しい状況であっても、闇金融だけからお金を借りることは絶対にしてはいけません。闇金融に手を出した人の顛末は、ほとんどの人が不幸になっています。まず弁護士や司法書士といった普通ではそんなにお世話になることが少ない法律家の介入は必至となります。それらの専門家のちからを借りなければ、闇金融業者と対峙することができないからです。法のちからを借りなければ闇金融業者とは戦えないほど、厳しい貸金業者でもあるのです。

いくら審査なしで、個人情報を教えるだけでお金が借りることができるといっても闇金融からお金を借りることはしてはいけません。楽になるのはその時だけです。後で地獄を見ることになるでしょう。

そんな怖い闇金融業者からお金を借りるのだけは避けた方はいいということになりますので、よって無審査でお金を借りるとなれば貸金業者ではないということになります。

多くの貸金業者は、申し込みをした時点で、厳しい会社が定める基準によって審査を行っていきます。もちろん信用情報機関に申し込みした人の情報を開示して、今までの他者での履歴を調べることになります。ここでたとえ債務整理や延滞といった金融事故があったとしても、絶対に借りられないというわけではありません。（参考ページはこちら→ブラックな状態でも融資チャンスはあるのか）

借りにくいということであって、借りられるチャンスがあります。よく口コミサイトなど見かけけるのですが、債務整理をしていたにもかかわらずお金を借りることができたといった書き込みを目にすることがあります。貸金業者それぞれの審査基準によって審査されることになりますので、その貸金業者が申し込みした人に返済能力があれば審査が通ることになるのです。

闇金融業者からお金を借りることを考える人は、絶対に他から借りることができないと思い込んでいる人も実際は多いのです。もちろんどこに申込んでも借りることができないから、闇金融業者にお金を借りるといった人がいますが、勝手に審査に通らないという思い込みから闇金融業者に申し込む人もいますので、一般的な貸金業者から借りることを諦めてはいけません。

法を順守する消費者金融は、高利子であっても無審査でお金を貸し付けてくれる業者は存在していません。無審査で審査をしてくれる業者はたくさんありますが、なんらかの罠が仕掛けられています。そしてその罠は絶対に債務者を苦しめる罠になるのです。

審査なしで貸付を行う貸金業者でお金を借りてはいけません。審査なしというおいしい状況は、お金に困っている人には大変甘い蜜です。その甘い蜜はいつか形を変えて、債務者を苦しめる毒になります。どんなにお金に困っていても高利子で貸付を行う貸金業者からお金を借りるのだけはしてはいけません。

お金を借りたいのであれば、法で定められている金利内に収まっている業者で、しっかりと審査を受けてお金を借りるのは今後のトラブルに巻き込まれない方法でもあるのです。

【参考ページ】
お金を借りたくても借りられないなら緩めの審査の金融業者を頼ろう