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保証金が必要な消費者金融はどこ?

大手消費者金融から家にダイレクトメールが届きました。かなり良い条件だったので、20万円の借入を申込んだのですが、保証会社への保証金として、2万円預けてくれと言われました。保証金が必要な消費者金融もあるのでしょうか?

消費者金融が、融資の前に保証金を求めてくる事はありません

それは、所謂‘融資詐欺’‘貸します詐欺’だわ。近年、問題になっている振り込め詐欺の一種だから、支払ってはダメよ。大手消費者金融が、いきなりダイレクトメールを送ってくる事は、まずないわ。おそらく、大手消費者金融の名を騙っているのね。そういう場合は、104番の電話番号案内に登録していないケースがほとんどよ。電話帳できちんと調べた番号に問い合わせしてみても、わかると思うわ。さらに同じようなケースで、申込んだ後に、やはりおかしいと思って、解約したいと言うと、解約金を求められるという事もあったのよ。他にこういう怪しい業者は、ハガキやFAX、電子メールやアダルト雑誌などの広告、公衆電話などへの張り紙で、被害者を勧誘しているわ。

中には、東日本大震災の被害からの復興支援目的であるかのような文言を使われている事も多いの。被災者の心理に付け込むなんて、悪質よね。

また詐欺の場合は、通常ではあり得ない好条件を提示しているわ。高額融資や、低金利、ブラック対応などね。一般的な融資限度額や金利は知っておく必要があるわ。「あなたは既に金融ブラックとして扱われています。ブラックデータを抹消するためには保証金が必要です」と言って、勧誘してくる事もあるの。でも、実際には金融ブラックのデータは抹消できないものだから、これも詐欺よ。実際に、金融ブラックになっているかどうかも怪しいものだわ。もしここで申込んで、保証金を預けると、融資してもらえないばかりか、連絡もとれなくなって、保証金は騙し取られてしまうの。

また、申込みをしたら、「信用性を見るために、別会社から○円借りて、そのうち△円を預けて欲しい」と言われたケースもあるわ。申込みで別会社からの借入を勧められたら、それはおかしいと思わないとね。このケースでは私設私書箱に現金書留で送るように、指示されたそうよ。

保証会社へ支払う保証金だとか、保険掛金の手数料だとか、信用性を確認するためだとか、名目はいろいろだけど、消費者金融で融資前に保証金等のお金を支払う(もしくは預ける)ように言ってくる事はないの。絶対に騙されないでね。
(⇒融資における保証会社の正しい知識

【参考ページ】
危険な金融業者は案外すぐに分かる?

保証金が必要な消費者金融とは詐欺なのか?

保証金が必要な消費者金融が全て詐欺なのかというと、一概には言えません。全くの犯罪である保証金詐欺と、保証金システムがある消費者金融とがあります。保証金システムがある消費者金融は限りなくグレーですが、詐欺とは言えません。まず、保証金システムがある消費者金融とは、どのような仕組みになっているのでしょうか。(参考ページはこちら→金融業者には危ないところもある?

消費者金融から受ける融資は、担保を必要とする一部金融商品を除き、基本的に無担保保証人不要です。しかし原則「保証人不要」というだけで、保証人を要求してはいけないということではありません。業者によっては、回収に不安材料がある申込者に対して、保証人を要求して貸し付けるケースもあります。保証人が必要なほど不安材料がある申込者は、初めから否決にするという方針の業者もあります。保証人を取り付けたとしても、借主が返済不能に陥ったときに保証人から回収するのは、それなりの手間がかかります。業者から見れば「面倒な債権」には間違いありません。

大手の消費者金融は「保証人を要求しなければならないほどの申込者に対しては、貸付を行わない」と決めている業者も多く、保証人を要求される事もほとんどありません。中小の独立系消費者金融は、回収に少々不安材料がある申込者にたいしても貸し付ける傾向にあります。

グレーゾーン金利の撤廃や総量規制の施行によって経営が圧迫された消費者金融業者は、生き残りをかけて「回収の確実性が高い利用者を掴む」か「回収に不安がある申込者をターゲットにするか」の2者選択を迫られました。大手は銀行などと提携し、優良顧客のみに厳選する方向にシフトしました。しかし中小の消費者金融はその方向を選択する道はありません。となれば大手が相手にしない属性を顧客として取り込む以外、生き残りの道はなかったのです。そこで出来る限り回収の確実性高めるために業者個々がそれぞれ工夫をしました。保証金システムもそのひとつです。

保証金システムは、お金を借りるときに保証会社をつけるので、保証料として貸付金額の何%かを保証会社に収めるというものです。銀行のカードローンなども保証会社をつけていますので、それと同じように受け止められないこともありません。

しかし銀行などと違って、消費者金融の保証会社をつけるというシステムの場合には、往々にして法定利息ギリギリの金利で貸付を行う上に保証料を取るのですから、実質「隠れ金利」です。実際のところ保証会社は自社の子会社ですから、お金の入りどころは一緒なのです。金利以上のものが、ひとつの会社に入っているということになります。人的保証を取り付けるよりも利用者にとっては簡単ですので、「貸してくれるなら」と納得してしまうでしょう。他でお断りを受けるような属性の申込者なら、選択の余地はありません。隠れ金利と知りつつも、受け入れがちです。

保証金システムがある消費者金融は、グレーゾーン撤廃や総量規制が出来る以前からありました。考え方は、現在と同様です。そもそも消費者金融の金利がなぜ高かったのかといえば、無担保保証人不要で回収に不安があるような債権を抱えるリスクを、全体の金利で補っていたからです。貸し付ける相手に銀行が貸さないような状況の人から、高い金利で貸付け、全体で焦げ付きをカバーする金利だったのです。

ですから保証金システムを導入している消費者金融は今でも、かなり回収が難しそうな属性の申込者に対しても、貸付を行なっている傾向にあります。「保証金を取るなんてロクでも無い消費者金融だ」と利用者が言ったとしても、果たして他の貸金業者でも貸してくれるのかといえば、貸してくれないかもしれません。

このような保証金が必要な消費者金融は、限りなくグレーな存在ではありますが、違法行為かといえばそうとも言えません。「保証金詐欺」という場合には、違ったものを指します。

保証金詐欺とは、破産を行ったりといった債務事故を起こしてしまった人がターゲットになりやすい詐欺です。そういう人は金融業者からお金がかりにくい状況になっています。そのことは本人が一番判っていますし、不便にも思っています。そこに漬け込んでいる手口が多いようです。

例えば、信用情報機関に登録されてる個人情報を抹消する手続きを行うので、その費用の保証金を支払えというものがあります。抹消されればまた自由に契約ができるようになるのだからと、その話を持ち掛かられた人は保証金を支払います。しかし抹消など出来るはずはありません。これは明らかな詐欺です。

わざわざ架空の貸金業者を装ったHPをネット上に開設し、そこに問い合わせを行って来た申込者に対して「先に保証金を支払えば融資を実行する」と言って、お金を振り込ませます。詐欺ですから、業者からお金が振り込まれることはありません。

他にも、「保証金を支払えば信用情報機関にあるネガティブ情報を、一時的に隠すことが出来る。その間に貸金業者かの審査を受けて、通過すればまた成功報酬として借りたお金の20%を支払え」といった詐欺もあります。もし借りることが出来れば被害者側は「このおかげで借りることが出来た」と思い込んで成功報酬の名目でお金をさらに振り込みます。もし借りれなかった場合に文句を言ったとしても「コチラに告げていないことがあったのだろう!そのせいで成功しなかった!」と恫喝されて終わるか、さらに「こっちの信用にも損失が出た。損害賠償をしろ」とお金を請求されることすらあります。

ダイレクトメールやファックスで「お金を低金利で貸します」といった広告を送りつけ、それによって申し込んできた申込者に対して「保証人を付けない代わりに、保証協会に加入しろ」と迫り、融資の前に保証料を振り込ませる詐欺もあります。融資額を大きく設定していれば、10%の保証料といってもかなりの金額になります。それだけのお金が低金利で借りれるならと、申込者は思い込んでしまいます。しかし保証料を入金しても、融資が実行されることはありません。

このような保証金詐欺はかなり横行しています。手口も多種多様ですので、「これが詐欺だ」という全ての手口を知ることができません。ただしターゲットになるのは、信用情報に何かしらのネガティブ情報を持ってしまって人々です。破産や民事再生を行った人は官報に掲載されますので、そういった情報を詐欺師たちは掴んでいるのでしょう。金融機関の利用に関してネガティブ情報を持っている人は「借りれない」ということで焦っています。ちょっと考えればおかしいと気がつくようなこんな詐欺にも、すっかり引っかかってしまうのです。

破産したり個人再生を行ったりといったネガティブ情報がある人でも、正規の中小貸金業者の中には、積極的に貸付を行なっている業者もあります。正規の業者なのですから金利も取り立ても、法の範囲を厳守しています。保証金等も撮らないところが殆どです。そういった業者の場合、過去については寛容な審査を行いますが、現在の状況についてはシビアです。今の返済能力がしっかりなければ貸しません。こういった業者でお断りを受けるようなときは、過去が問題というよりは、「現在」が問題視されているのです。こういった人には貸付金額の中から保証会社に保証金の支払いを行うような貸金業者も、貸し付けを行わない可能性が大です。

ということは、クチコミなどを見て、過去に問題があっても積極的に貸付を行ってくれる保証金なしの貸金業者を探し、まずはそこに申し込んで「現在」がどのように評価されるのかを知ったほうがいいでしょう。もしそこで借りれるのであれば、それが一番安全です。きちんと支払っていれば、増額も期待できます。

もし借りれなければ、保証金があるような貸金業者でも借りれないと考えるのが順当ですし、もし借りれたとしても保証金がかなり高くなると覚悟せねばなりません。実質隠れ金利と同じですから、返済はかなりキツくなります。またそういった貸金業者は最大の法定利息で貸付を行うために、10万円を超えない9万9千円で貸し付ける傾向にあります。そこから信用に応じて増額するということも、ほとんどありません。信用が蓄積されませんので、利用するメリットが見出せないのです。

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