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中小企業の消費者金融と大手との違いを教えてください

ひとり暮らしをしています。冷蔵庫が壊れてしまい、その買い替えで予定外の出費が発生してしまいました。生活のやりくりが厳しくなりそうなので、お金の借り入れをしようと考えています。親や友人にお金の話はしづらいですし、自分一人の事情ですから困らせたくはありません。

なるべく審査が優しく、借りやすいところが良いので銀行ではなく消費者金融を利用しようと思っています。幸いにも、CMなどでよく知られている有名な消費者金融と、いわゆる地方中小消費者金融が自宅から車で移動できる範囲にいくつかあります。けれども、正直言って両者とも同じ消費者金融という印象しか持っておりません…。この場合、どちらから借り入れを行えばよいのでしょうか?

どちらも同じ消費者金融ですが、審査のやり方に違いがあります

あなたの言うとおり、大手企業であろうと中小企業であろうと消費者金融であることに変わりはありません。最近ではほとんどの消費者金融がインターネットで審査の申し込みを受け付けていますし、借り入れをするために店舗にわざわざ出向く必要がなくなっています。利便性という点から見ても、大手企業と中小企業の両者にはさほど差はないと言えます。しかし違いというのはやはりあって、それがはっきりしているのは借り入れの際の審査方法です。

大手の消費者金融の場合は、毎日借り入れの審査の申請が数多く舞い込んできますから、それだけ処理が大変になります。そこで活躍するのがコンピューターです。つまり、大手はコンピューターを利用して借り入れの審査を行う方法を取り入れているのです。それがスコアリングシステムというものです。スコアリングシステムとは過去に借り入れをした人たちのデータを元にして、融資対象が果たして信頼にあたる人物であるかを見極める制度です。

たとえば、あなたの収入や年代などのデータがきちんと借り入れを行っていた良いお客さんたちのデータと見事合致すれば、融資の可能性はぐっと高くなります。しかし、返済を怠り続けるような悪いお客さんのデータと一致してしまったときは、融資をしてもらうことはかなり厳しくなると言ってよいでしょう。

大手の審査方法はスピーディですが、弁明の余地もなく審査にあっという間に融資を断られてしまうこともあるんです。しかし、事業の立ち上げ資金など目的に沿った借り入れができますし、借金の返済方法も豊富になっています。そのため、大手企業では充実したサービスが受けられるという利点があります。

一方の中小消費者金融は、大手のように大がかりなシステムを導入しているわけではありません。昔ながらとでも言いましょうか、対面での借り入れ審査が重要視されています。審査はコンピューターではありませんから時間はかかります。しかし対面形式ということは、その分相手と話ができるということです。

人には誰にでもデータだけでは測りきれない部分があります。過去に借り入れをしていて返済を滞納していた場合、大手だとほぼ審査で落とされてしまうでしょう。しかし、中小企業はなぜ返済が遅れたのか、その理由を話して伝えることができます。遅延の理由がギャンブルなどだった場合はもちろん無理ですが、正当な理由だと判断された場合は過去の問題を気にせず融資をしてくれることが多いのです。借り入れに対してより寛容なのが中小企業の最大の利点だと言えます。

安定したサービスを受けたい場合は大手企業を、借りやすさを重視するなら中小企業を利用するとよいでしょう。ただし、返済の遅延をしないことが借り入れの第一条件です。返済プランはしっかり立てておくことを忘れないでくださいね。

中小企業の消費者金融の特徴と闇金融の見分け方

消費者金融というと、多くの人は広告でよく見るような大手をイメージするでしょう。しかし、現在のところは大手ばかりではなくて、中小企業の消費者金融もあります。あまり名前の知られていないものもあり、大手とは少し特徴を異にしています。ですから、大手の消費者金融ばかりではなくて、中小企業の消費者金融を選ぶというのもひとつの選択肢です。では、どのような特徴があるのでしょうか。

大手と中小とではいろいろな点に違いがあります。もっとも大きな違いは規模による効率化です。大手の場合、多くのお客さんを抱えていますから、効率的にいろいろな手続きを行うことができます。これは経営に関する面を考えればすぐにわかるでしょう。

大手であれ中小であれ、経営を行うためにはさまざまな費用がかかります。たとえば、本社機能はどの消費者金融でも必要となります。貸付のノウハウに直結する部分だけではなくて、法務や税務といったような事務手続きを行わなければなりません。お客さんの数にかかわらずさまざまな手続きが必要となるのですから、これは規模に関係なく必要となってくるのです。

お客さんが1人であっても2人であっても、最低限必要な経費はあまり変わりません。この部分を固定費と呼びます。お客さんが増えれば、もちろんですが事務手続きは増えます。たとえば、窓口で対応する人の数を増やさなければならなかったり、手続きのための書類を整理する人が必要となったりするわけです。このように、お客さんが増えることによってかかってくる費用のことを変動費と呼びます。

大手の場合、固定費の割を小さく抑えることができます。これが経営上のメリットとなるのです。固定費も変動費も、もちろんですがどちらも経費となるのですから、経営上の利益を圧迫します。これらの経費は、もちろんですが消費者金融の収益から捻出されます。では、消費者金融の収益とはどういったものがあるのでしょうか。

消費者金融は、銀行などの金融機関からお金を借りてきて、そしてそれを貸し付け、利息収入を得ることによって収益を得ています。自己資金で貸し付けることもありますが、どの場合であっても利息収入が主な収益となるわけです。ですから、経費が多くかかるような経営を行っていれば、利息を多く受け取らなければ経営を成り立たせることはできません。

利息を多く受け取らなければならないのですから、金利は高くなる傾向があるのです。大手の場合、経営にかかるコストは全体としては大きいですが、一人のお客さんあたりに換算すると小さくすることができます。なぜなら、お客さんがたくさんいるからです。それを考えれば、大手よりも中小企業の消費者金融のほうが高金利であることは簡単に理解ができるでしょう。これが金利に関する一般的な傾向です。

少し難しい話になりましたが、もっと簡単に見て見ましょう。たとえば、ある人が貸し金行を営んだとします。店舗を構え、必要な什器備品を備えるためには経費がかかります。この場合に、お客さんが一人であるよりもたくさんいたほうが経営を成り立たせやすいでしょう。お客さんが多ければ多いほど経営を成り立たせやすく、よいサービスを提供しやすいと考えられるのです。

もうひとつ考えておかなければならないのが情報量です。大手はたくさんのお客さんを抱えていますから、情報量は非常に多くあります。貸付を行うといったときには、統計的な処理が必要となってくるのです。たとえば、20歳代の男性で正社員として働いている人なら、返済できなくなる可能性は何パーセントくらいあるというような計算を行い、それによって金利を決定するわけです。

大手の場合、情報量が多いですから、統計的な計算の精度が高くなるという傾向があります。中小の場合には、統計的な計算を行うだけの情報量がないことも多く、そのために精度が低くなります。もしも誤った確率で計算をしてしまうと、それが経営に大ダメージを与えてしまうこともあります。

経営破たんしてしまわないようにするためには、余裕のある経営を行っておかなければならないわけですから、収益を大きくしておこうというインセンティブが働くのも自然なことでしょう。そのために、金利を高く設定しがちなのです。これも金利が高くなる原因のひとつだと考えられます。

ただ、金利は果てしなくいくらでも上げられるものではありません。利息制限法という法律があって、金利の上限は定められているのです。それを超えて貸し付けると、その時点で違法な業者となりますから、もちろん闇金融として扱われます。実際のところ、闇金融が存在するのかどうかはわからないのですが、かつては多くの闇金融が摘発されたことを考えてみても、存在している可能性は否定できません。

闇金融が存在した理由のひとつが金利の引き下げです。かつては出資法の上限金利で貸し付けるのが業界では普通でした。現在のところ、出資法の上限金利は20%と定められていますが、かつては29.2%と定められていました。利息制限法の上限金利よりもかなり高い金利が設定されていたのです。

利息制限法では、100万円を超えて貸し付けた場合には、金利は15%と定められています。ですから、出資法では倍近くの金利が設定されていたのです。出資法に基づいて貸付を行っていた消費者金融は多くありましたが、これが利息制限法に基づいて貸付を行わなければならないようになったのです。

中小の消費者金融は、大手に比べると経営の効率化が進んでいなかったために、収益を確保するために高い金利で貸付を行っていました。出資法の上限金利で貸付をすれば十分な収益が得られ、それによって経営を成り立たせることができたのです。しかし、金利が引き下げられると経営を成り立たせることができなくなり、廃業に追い込まれる消費者金融も現れたのです。

廃業に追い込まれて、そのまま貸付を行わなくなったのなら、それはそれで問題はないのですが、消費者金融としては倒産したうえで、闇金融として貸付を行うような人も現れるようになったのです。これが闇金融を増やした原因だとも考えられています。

闇金融が増えたのは規制が悪いという人もいるようですが、増えたのは一時的なことでしかないとも考えられますから、規制がよかったのか悪かったのかは、もう少し時間がたってみないとわからないことです。長期的に見れば、規制が強化されたことによって消費者としては利用しやすくなると考えられるのです。

現在のところは取締りによって、闇金融はかなり摘発されました。ですから、中小の消費者金融といっても、闇金融と区別のつかないようなものは少なくなったと考えられます。しかしながら完全になくなったと言い切ることはできませんから、その見分け方をある程度は知っておきましょう。

当然のことですが、消費者金融として営業するためには登録が必要で、この登録番号を記載していない業者は闇金融だと考えておいたほうがよいです。それとともに、貸付業務を行うためには一定の規模が必要だということも知っておかなければなりません。

全国に展開するほどの規模が必要だとは言いませんが、たとえばある地域で多くのお客さんを抱えているくらいの規模は必要だといえるでしょう。ですから、あまりにも規模の小さすぎるものがあれば、闇金融の可能性を否定することはできなにのです。小さすぎる業者には特に注意をしておいたほうがよいと考えられます。

中小企業の消費者金融は、大手に比べると情報量は乏しいと考えられますが、そのために情報が欠如していることも想定されます。ですから、大手で借りることのできなかった人であっても、中小の消費者金融からなら借りることができるケースもあります。中小のほうが審査が甘いといわれることが多いのは、このような情報量の違いがあるからだと考えられます。

【参考ページ】
中小消費者金融も使いよう?

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